この中南米協働隊設立目的に記した基本概念に立脚し、この分野では、主として、「中南米における環境問題・適正賃金での雇用創出など」を目指しております。
昨今何かと話題に上る新興国の中にも中南米の国々がその名を連ねたり、多面的に2国間・多国間の自由貿易協定を締結して自国の経済力を強固なものとして行こうと考える国々も現れ始めており、この地域の将来性の大きさには目を見張ります。
また、資源やエネルギー大国も多く、農業分野の発展・食料の供給基地としての重要性も見逃せません。
しかし、急激な工業化や大きなグローバリゼーションのうねりに飲み込まれることは、深刻な環境問題や所得格差・社会的不公正などを生み、自国にとって利益還元の少ない/無い開発を余儀なくされるケースも大いに懸念されます。
農業・環境分野に目を転じれば、本来の収穫目的を果たし終えた植物廃材などは、家畜の飼料として、或いは、バイオマス発電の原料として再利用される以外は、その大半が廃棄される運命にあります。
中南米協働隊では、工業・商業化目線ではなく、草の根目線で、これらの廃材や中南米固有の素材に注目し、優れたデザイン力やマーケッティング力を駆使することにより、先進国で、或いは当該地域の観光土産などとして販売可能なエコな製品に転換し、ロハスな生活を送ることを訴求する消費者の皆様に斯かる商品をお届け出来ないかと言う可能性の追求も視野に入れております。
このような商品をお買い上げ頂ける消費者の皆様お一人お一人が、国際開発への貢献をされることになりますし、また、このような商品の開発・デザイン・拡販などにお力添え頂ける方々には、是非、我々の活動に如何なる形でも結構ですので、ご参加頂ければ幸いに存じております。