生活習慣などなど個々人が気を付けるべき点も有りましょうが、医療技術の観点からは、先進国がもっと協力出来る分野ですね。

世界のがん患者、今後20年で1.5倍に WHO

2014.02.05 Wed posted at 11:49 JST

(CNN) 世界保健機関(WHO)は4日の世界対がんデーに合わせ、「世界がん報告」を発表した。世界全体で1年間にがんと診断される患者の数は、今後20年間のうちに1.5倍以上に増えるとの見通しを示し、途上国を中心とした各国政府に対応を呼び掛けている。

WHOの付属機関、国際がん研究機関(IARC)がまとめた同報告によると、2012年に新たにがんと診断された患者は1400万人。これが20年後には2200万人まで増えると予想される。

患者増加の主な原因としては、世界的な人口の増加と高齢化を挙げている。IARCのクリストファー・ワイルド所長は「がんの問題は治療だけでは解決できない。予防や早期発見に力を入れる必要がある」と話す。

がんによる世界の経済的損失は、10年の時点で推定1兆1600億ドル(約118兆円)に上った。これは富裕国の経済の足かせとなり、貧困国にとっては支払い能力を超える額だと、同報告は指摘する。

報告によると、がんの症例のうち約半数は、現代医学の知識 を活用した対策で予防が可能と考えられる。具体的な対策としては喫煙や飲酒、食生活、運動といった生活習慣の改善や集団検診の実施、さらにウイルス感染が 原因となる子宮頸がんや肝がんのワクチン導入などが挙げられる。

新たにがんと診断される患者数が最も多いのは肺がんで、がん全体の13%を占め、年間180万人に上っている。死亡率も肺がんが最も高く、がんによる死亡例の約5分の1を占める。肺がんの主な原因とされる喫煙を避けることが予防につながると、専門家らは指摘する。

米国では50年前に医務総監がたばこと肺がんの関連を認めてから、40%を超えていた成人の喫煙率が19%前後まで下がった。一方アジア、アフリカ諸国の喫煙率は依然として高く、中国では世界のたばこの3分の1が消費されている。

肺がんに次いで患者数が多いのは乳がん(年間170万人)と大腸がん(同140万人)、死亡例が多いのは肝がんと胃がんだった。

特に途上国の状況は深刻とされ、新たな患者の6割以上、死亡例の約7割がアフリカとアジア、中南米に集中している。

 

世界がん報告はほぼ5年ごとに発表されている。作成には40カ国以上の専門家約250人が協力した。

13カ月というと1年以上ですが、信じられないですね。それにしても無事救出され、良かったです。

(CNN) メキシコ沖で2012年12月に遭難したという男性が、太平洋の島国マーシャル諸島南端のサンゴ礁に流れ着き、今月3日に首都マジュロに到着した。男性の話が真実であれば、小船で13カ月間漂流し、太平洋を横断したことになる。

この男性は自称ホセ・サルバドール・アルバレンガさん(37)。ボロボロになった船で1月30日、マーシャル諸島のイーボン環礁に漂着した。魚やカメを捕って食べ、雨水や、時には自分の尿を飲んで生きながらえたと話している。

イーボン環礁はマジュロから船で22時間の距離にあり、電話は1回線しかない。この地域をカバーする政府の航空機が使えなかったため、3日になってようやくマジュロに到着した。

船を降りたアバレンガさんは集まった見物人に手を振って、医療スタッフに支えられながら歩いて救急車に乗り込んだ。現在は病院で手当てを受けている。

メキシコ政府は3日、アルバレンガさんの身元を確認し、メキシコのチアパス州に住んでいたエルサルバドル国籍の男性だったことが分かったと発表した。

チアパス州やマーシャル諸島の当局者によると、アルバレンガさんは2012年12月21日、サメ漁のため日帰りのつもりで10代の少年を連れて海に出た。ところが強風で流されたうえに嵐に遭い、エンジンが故障した。

一緒にいた少年は、鳥を生のまま食べることを拒んで4週間後に死亡したという。遺体がどうなったかは分かっていない。

もしアルバレンガさんの話が本当だとすれば、太平洋を横断して約1万800キロ漂流したことになる。専門家によると、メキシコとマーシャル諸島の間を流れる潮流に乗ればそれもあり得るという。

アルバレンガさんは英紙テレグラフの取材に対し、マーシャ ル諸島に漂着した時の様子について「鳥を殺して食べたところで木が見えた」「とうとう陸地にたどり着いたと分かって泣いた。ぐっすり眠って目を覚ますとニ ワトリの声が聞こえて姿が見え、小さな家が見えた。地元の女性2人が叫んでいた。私には衣服がなく、下着だけで、それもボロボロになっていた」と話してい る。

 

この島の住人によれば、アルバレンガさんが乗っていた船は全長約8メートルのグラスファイバー製で、ひどく損傷していて船体はフジツボに覆われ、甲板にはカメの死骸が散乱していたという。

確かに記事中にもある通り、「早期発見や治療を途上国に普及させるのが急務」という事なのでしょうね。

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がん患者3200万人超 途上国は深刻 2012年世界推計

2014.2.5 08:00

 人口の高齢化などにより世界規模でがんが増加し、2012年時点で3200万人超が、がんとともに生きていることが国際がん研究機関(IARC、本部・フランス)の推計で分かった。184カ国の入手可能な最新データを基にまとめた。

 推計によると、12 年には1410万人が新たにがんと診断され、がん関連死は820万人。08年の前回推計ではそれぞれ1270万人、760万人だった。生存中のがん患者 (15歳以上)は、過去5年間に診断された人だけで3250万人。それ以前の診断を含めると、さらに増えるとみられる。

 新規がんの57%、 がん死の65%は発展途上国で発生。一方、生存中の患者の割合は先進国が52%と過半数を占める。日本など先進国のがんは「早期発見できれば長く付き合う 慢性病」と位置付けが変化してきたが、早期発見のための手段や有効な治療法へのアクセスが不十分な途上国ではそうではない。

 前回推計と比べ、大幅に増えたのが乳がん。新規診断は170万人、死亡は52万人で、08年からの増加率は新規が20%超、死亡は14%だった。過去5年間に診断された患者数は630万人に上る。

 

 乳がんの発生は世界 の大半の地域で増加した。死亡率は先進国の多くで減っているが、途上国では下がっていない。例えば、発症率は西ヨーロッパでは10万人当たり年90人超、 東アフリカでは同30人程度と大差があるのに両者の死亡率は10万人当たり15人と同じくらい。IARCは「早期発見や治療を途上国に普及させるのが急 務」と指摘した。

かつては米国系外食・飲食チェーンによる牛肉やコーヒーの栽培用に森林伐採が行われ問題になったこの地域で、今度は麻薬の犠牲。メキシコとコロンビアでの取 り締まり強化でこの地域に目が付けられた由。犠牲になるのはいつでも弱い立場にある地域・人です。何とか有効な改善策・対策を講じて貰いたい所です。

131AFP】中米で、麻薬密輸組織が森林破壊の大きな要因になりつつあるとする研究が、30日の米科学誌サイエンス(Science)に発表された。麻薬密輸のための道路や発着場、資金洗浄(マネーロンダリング)のための偽農場が森林を伐採して作られているという。

米オハイオ州立大学(Ohio State University)のケンドラ・マクスウィニー(Kendra McSweeney)准教授(地理学)らの研究チームによると、中米ホンジュラス、グアテマラ、ニカラグアの地方部で広範囲に進むこうした森林破壊は、米国による麻薬撲滅政策の直接的な帰結だという。

「メキシコで取り締まりが強化されたことから、麻薬組織は2007年ごろから南下を始め、中米の地方部で南米産の麻薬を米国に密輸する新ルートを開拓するようになった。麻薬組織がやって来たことで、環境破壊がもたらされた」と論文主執筆者のマクスウィニー氏は述べている。

麻薬組織は、森林を切り開いて密輸ネットワーク構築のための拠点を設けている。さらに、地元の住民や検察当局者らに賄賂を贈り、森林を開墾して農地やアブラヤシのプランテーションを作っているが、これらは実際は麻薬密輸で得られた資金を洗浄するのに利用されているという。

地元住民の手に突然現れる米ドル札

研究チームによるとホンジュラスでは2007年~11年に、1年間に破壊される森林面積が4倍に増えたが、同時期にコカインの密輸量も劇的に増加した。

ホンジュラスでの研究を過去20年続けてきたマクスウィニー氏によれば、地元住民に森林破壊の原因を聞くと「ロス・ナルコス(麻薬組織)だ」との答えが返ってくるという。また、これまで米ドル紙幣が流通していなかった地域で突然、地元住民から20ドル紙幣の両替を求められることがあり、「こうしたことが起き始めると、麻薬組織がその地にやってきたことが分かる」と同氏は指摘している。

 

この研究によると、ホンジュラスとグアテマラ、ニカラグアの3か国では2000年以降、世界最速のペースで森林破壊が進んでいる。(c)AFP

以前からアマゾン地域の熱帯雨林の減少問題に触れて来ましたが、結果、この様な事態に至っていること、誠に残念ですね。

ブラジル、大西洋岸森林でジャガーの個体数が激減

 

130AFP】ブラジルの野生生物保護当局は27日、大西洋熱帯雨林「大西洋岸森林(Atlantic forest)」に生息するジャガーの絶滅が差し迫っているとする研究を発表した。研究者たちによると、ジャガーの個体数の減少は、縮みゆく熱帯雨林自体にとっても脅威だという。

捕食動物保護の研究機関Cenapがまとめた報告書によると、大西洋沿岸森林のジャガーの成体数は過去15年間で80%減少し、250頭になった恐れがある。さらに生殖年齢にある成体数はその5分の1に過ぎないという。

熱帯雨林の9割が開発で消失

マタ・アトランティカ(Mata Atlantica)との別名をもつこの熱帯雨林には多彩な動植物が生息し、とりわけ固有種の宝庫となっている。かつては国土の15%に当たる120万平方キロ以上の面積を持ち、アマゾンの熱帯雨林の25%を占めていたが、乱伐や牧場開発、都市化の進行の結果、ここ数世紀の間に90%以上もの面積が消失した。ブラジルの環境NGOSOSマタ・アトランティカ基金(SOS Mata Atlantica Foundation)」によると、現在の面積はわずか28600平方キロほどだという。

ジャガーにとっては生息地の減少によって、エサの探索と狩りの双方に悪影響を被る。生物学者のペドロ・ガレッティ(Pedro Galetti)氏は一例として、ジャガーが家畜の牛を捕食した場合、農場労働者たちはジャガーを殺すことをためらわないというケースを、地元紙「フォリャ・ジ・サンパウロ(Folha de Sao Paulo)」紙に語っている。

 Cenapのディレクター、ロナウド・モラト(Ronaldo Morato)氏は、この地域の食物連鎖の頂点に立つジャガーの減少が、多様性を誇る熱帯雨林の生態系にとって明らかな脅威だと警告している。

 

 Cenapは来週から、残存するジャガーを観測衛星で追跡する新プロジェクトに乗り出す。(c)AFP

ここで報道されている「平和地帯」とは如何なる構想のものになるのか今後の推移を見守りたいですね。

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中南米カリブ海諸国共同体、「平和地帯」掲げる

·      【ハバナ=浜砂雅一】キューバで開かれていた「中南米カリブ海諸国共同体」の第2回首脳会議は29日、地域を武力紛争のない「平和地帯」に位置づけることなどを掲げた共同宣言を採択し、閉幕した。

 同国のラウル・カストロ国家評議会議長は閉幕の演説で、「多様性の中の連帯こそ、この地域が取り得る唯一の道だ」と述べ、加盟国がさらに結束を強めるよう訴えた。

 米国とカナダを除く米州の33か国で作る同共同体は、2011年12月、ベネズエラの反米左派チャベス大統領(当時)の提唱で発足した。

 

20141301124  読売新聞)

「連続再選」の所が争点なのでしょうが、現政権に国民が満足しているのかが最大の問題であるのと、やはり適度な頻度で政権交代はあった方が良い様に思いますが。

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◎ニカラグア、大統領連続再選の制限撤廃=長期政権可能に

 【サンパウロ時事】中米ニカラグアの議会は29日、大統領の連続再選を可能にする憲法改正案を賛成多数で可決した。「独裁につながる」と野党が批判を強める中、反米左派路線を掲げるオルテガ大統領が長期政権を担う可能性も出てきた。

 中南米では、反米路線を掲げて結束を強めるベネズエラやボリビア、エクアドルも大統領の連続再選を認めている。

 左翼ゲリラだったオルテガ氏は1979年、サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)を率いて革命政権を樹立。2006年の大統領選で勝利し、政権に復帰した。

 11年の大統領選では、連続再選を禁じた憲法は「法の下の平等に反する」と訴えて最高裁判決を勝ち取り、再選を決めた。

中米のみに限らずほぼ中南米全域が巻き込まれる「麻薬」問題は、中々完全解決をみる事が出来ない深刻且つ複雑な問題ですが、最大の消費地たる米国と産地・中継地全てが一致団結して事に当たることは出来ないものなのでしょうか?

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◎エルナンデス・ホンジュラス新大統領、米の麻薬政策批判=「自らの問題と認識を」

 【サンパウロ時事】中米ホンジュラスのエルナンデス大統領は27日の就任演説で、米州最大の麻薬消費国である米国は、中米諸国の麻薬問題を「自らの問題として認識すべきだ」と批判した。

 中米各国は南米から米国に向かう麻薬の密輸経由地で、エルナンデス氏は「われわれは麻薬組織を撲滅するために多くの死者を出している」と 指摘。一方、医療目的などでのマリフアナ使用容認が広がる米国では「麻薬が単なる健康問題としてしか議論されていない」と話し、中米の麻薬問題に責任を負 い、協力を強化するよう訴えた。

 麻薬組織の抗争が激化するホンジュラスでは2011年、10万人当たりの殺人事件発生件数が91.6件に上り、戦争状態ではない国としては世界最悪の水準となった。隣国グアテマラでは麻薬問題での死者を減らすため、薬物合法化が議論されている。

本当に今からでも遅すぎるくらいですから、地球上の人類共通の深刻な問題と受け止め、具体的アクションを一人ひとりが取って行かねば、本当に地球の明日は無くなってしまうでしょう。

 

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(社説)温暖化防止 子孫につけを残すまい

2014190500

 

このままでは、地球温暖化で今世紀末までにアジアを中心に数億人の移住が必要になりそうだ――。

 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がつくっている第5次報告書に、温暖化の深刻な影響が盛りこまれる見込みになった。

 破滅を避けるには、温室効果ガスの排出削減で温暖化を抑える「緩和策」だけでなく、被害を軽くする「適応策」が重要だというのが、多くの科学者の合意になってきた。

 温暖化は災害の増加や水不足、食糧難などを通じて、政情不安や国際紛争を頻発させかねないとIPCCはみている。

 各国政府は世界規模の安全保障問題と位置づけて、積極的に対策を講じるべきである。

 移住が迫られる最大の要因は最大80センチも海面水位が上昇したりして、沿岸の土地が失われるためだ。フィリピンで昨秋、高潮などで死者・行方不明者約8千人を出した台風被害が思い出される。小さな島国の領土保全は非常に厳しい。

 雨の降り方が変わり、水不足に直撃される国や地域が相次ぎそうだ。熱帯の国々では、高温障害などによる食糧難が深刻になるとも予測している。

 世界経済の成長が阻まれ、貧困が広がる恐れもある。国家や民族などの間に巨大な不安定要素が生じるだろう。

 世界の平均気温は18世紀半ばの産業革命前と比べて、すでに1度ほど上昇している。

 今後の上昇を2度以内に抑えることが国際目標だが、このままだと今世紀末までにさらに最大4・8度上昇するという。

 車が急に止まれないように、どんな温室効果ガスの削減策をとっても10年やそこらでは温暖化を抑える効果は目に見えないと考えられている。

 だが、ここで手をこまぬけば取り返しがつかなくなるというのが、IPCCの警告なのだ。

 時間を浪費せず、温暖化の緩和策と適応策に一刻も早く真剣に取り組みたい。

 たとえば、日本政府は20年の温室効果ガス削減目標として05年比3・8%減を掲げるが、まったく不十分だ。

 放射性廃棄物という別の形で子孫につけを回す原発に期待をかけるのではなく、真に持続可能な社会への転換によって大幅削減を図りたい。

 適応策の研究開発にも力を入れたい。食糧生産などに関してはかなり可能性がありそうだ。

 

 「報告書が出たとき、なぜ手を打たなかったのか」。子や孫の世代に非難されたくはない。

ここで報じられている国際課題や国際貢献等に付き、幼児の頃から徐々に教育し、その精神を養ってゆくことは、これから日本人が如何なる分野で国際的に活動するにせよ、非常に重要な問題であると言えるでしょう。こういう分野で、貢献する姿を国際社会に示す事が、外交力を裏付けて行く・ソフトパワーで他国をリードしてゆく事にも繋がるものと考えます。

国際課題解決の人材育成へ 会議開催へ

 

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国際社会が抱える課題を解決する人材を育てようと、新たな教育の在り方を話し合うユネスコの世界会議が、ことし名古屋市と岡山市で開かれます。

 

この会議は、ESD=「持続可能な開発のための教育」について話し合うもので、日本で開かれるのは初めてです。
ESDはユネスコが導入を促している新たな教育で、教師が教えるのではなく、子どもたちが自分で課題を考えて、調査したり議論したりしながら解決方法を考えていきます。
その過程で、他人と協力する経験や異文化を理解する力を身に付け、環境や食糧問題、それに民族対立など、国際社会が抱える課題を解決する人材を育てようというもので、日本でも一部の学校で取り入れられています。
会議はことし11月に名古屋市と岡山市で開かれ、およそ190か国から閣僚や研究者など延べ2000人が参加する見込みで、各国の取り組みが報告されるほか、今後の目標を話し合う予定です。
会議の準備を進める文部科学省は、「ESDという新たな教育への関心を高めるきっかけにしたい」と話しています。

観光客にとっては、米国製の年代物の乗用車が減って行くのは残念でしょうが、キューバ国民にとってはこの措置は歓迎されるべき事なのでしょうね。

キューバ、自動車輸入制限を約50年ぶりに撤廃

20131220 09:33 発信地:ハバナ/キューバ【写真】【ブログ】 http://www.afpbb.com/articles/-/3005396 

 

1220AFP】キューバ政府は19日、約50年前に導入された自動車の輸入制限を撤廃すると発表した。同国の象徴的存在となっていたビンテージ車の時代に幕が閉じることになりそうだ。

同国の共産党機関紙グランマ(Granma)によると、18日の閣僚評議会は市場価格での販売用自動車の輸入を許可することを決めた。普通車、バン、トラック、2輪車など全ての自動車の販売が段階的に自由化され、一部の国民にのみ自動車輸入を認める特別許可証の発行も廃止されるという。

自動車市場の自由化により、半世紀に及ぶ禁輸措置を生き抜き、愛情を込めて整備されてきた1950年代製のシボレー(Chevrolet)やフォード(Ford)、ポンティアック(Pontiac)たちは、その数を減らしていくとみられる。

 

自動車輸入制限の撤廃は、キューバのソ連型経済を徐々に自由化するラウル・カストロ(Raul Castro)国家評議会議長の試みの中でも、長く待ち望まれていた政策だった。(c)AFP

確かにこの様な姿が実態でしょう。根本的な行政制度を底辺レベルから普及させ、上手く機能しているかの検証などを実施してゆく仕組み作りが望まれますね。

出生登録のない子どもたち、世界で3人に1人ユニセフ

 

20131212 20:49 発信地:国連本部/米国【写真】【ブログ】 http://www.afpbb.com/articles/-/3004968

 

1212AFP】世界の子どもたちの3人に1人は公式な出生登録証がなく、誕生が登録されていない状態にあると警告する報告書を国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)が11日、発表した。

世界には出生登録されていない5歳未満の子どもが約23000万人おり、こうした子供は公的な手続き上で不利となるほか、虐待を受けやすいという。

「出生登録は権利以上のものだ。社会が子どもの身元とその存在を初めて認識し受け入れるものだからだ」と、ユニセフのギータ・ラオ・グプタ(Geeta Rao Gupta)事務局次長は指摘した。

 

自然災害で親子が離れ離れになった場合も、出生登録のない子どもは親との再会が困難になるという。(c)AFP

核兵器の完全廃絶に向けての真剣な交渉の進展を期待したいところです。

核戦争による飢饉で文明は終わる、研究

20131211 15:50 発信地:ワシントンD.C./米国【写真】【ブログ】 http://www.afpbb.com/articles/-/3004825

 

1211AFP】インドとパキスタンによる核戦争で世界は飢饉(ききん)に陥って20億人が死へと追いやられ、人類文明は事実上、終わりを迎えると予測する研究結果を、ノーベル平和賞を受賞した「核戦争防止国際医師会議(International Physicians for the Prevention of Nuclear War)」と「社会的責任を果たすための医師団(Physicians for Social Responsibility)」が10日発表した。

報告書は、核兵器を使用した紛争は、たとえ局地的なものであっても大気を汚染して穀物生産に打撃を与え、その影響は世界の食糧市場の大混乱によって増大すると予測している。

両団体は20124月に、核戦争による飢饉で10億人以上が死亡すると予測した論文を発表しているが、今回の報告はその第2弾。前回の発表時には、人口が世界で最も多い中国への影響を低く評価し過ぎており、中国が深刻な食料不足に陥った場合を計算し直したという。論文を執筆したアイラ・ヘルファンド(Ira Helfand)氏は「発展途上国で10億人が死ねば人類の歴史で例を見ない大惨事だが、さらに中国の13億人が危機にさらされれば、われわれは明らかに文明の終わりに近づく」と述べている。

ヘルファンド氏は、限定的であっても核兵器が使われれば、世界に破局的な影響がもたらされると述べている。現在の核兵器は1945年に計20万 人が殺りくされた広島・長崎の原爆よりもずっと強力になっている。「米国とロシアの間で大きな戦争が起きれば人類は滅亡する恐れがある。そうした戦争が起 きれば、地球のどこかで生き残る人がいたとしても、今までに人類が目にしたことのあるものをはるかにしのぐ大混乱が生じるに違いない」

今回の論文では、英国から独立して2国に分かれた1947年以来3度の戦争をしているインドとパキスタンを検討した。両国関係は長年緊張しており、双方とも核兵器を保有しているためだ。

論文によれば、南アジアで核戦争が起きれば、黒色炭素のエアロゾル粒子が大気中にまき散らされ、米国では10年でトウモロコシと大豆の生産量が約10%減る。また中国各地の穀物生産量は、コメが4年で平均21%、その後の6年でさらにもう10%減り、小麦が最初の1年で半減、10年後になっても核戦争前の水準を31%下回ったままの状態となる。

核 戦争の影響を正確に予測することは不可能だが、ヘルファンド氏は、核保有国の政策立案者たちは核による飢饉の可能性を十分に検討していないと警告し、核に よる飢饉を避けるには核廃絶しかないと指摘する。「あまりに規模の大きな災害で、準備などまったく不可能。避けるしかない」

 

米国のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領は2009年の演説で「核兵器のない世界」を目指すと表明したが、他の国々が核兵器を保有する限り米国も保有するとも述べた。現在9か国が核兵器を保有しているとされており、現存する核兵器の大半を米国とロシアが保有している。(c)AFP/Shaun TANDON

核兵器の非人道性」が102カ国にも指示されたのは、大きな一歩でしょうか。

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国連、核廃絶決議案を本会議で採択 共同提案国は史上最多

2013.12.6 08:53

 【ニューヨーク=黒沢潤】国連総会(193カ国)本会議は5日、日本が提案した核廃絶決議案を賛成多数で採択した。同様の決議が採択されたのは20年連続。共同提案国は102カ国と史上最多だった。

 日本は10月下旬、国連総会第1委員会(軍縮)で、核兵器の非人道性と、その不使用を訴える共同声明をニュージーランドなどとともに発表。総会決議にも核兵器の非人道性への警告が盛り込まれた。

 

 決議は11月4日に同委員会で採択され、本会議に送られていた。総会決議は国連の正式決定としての重みを持つが、法的拘束力はない。

誠に残念なニューズです。ご冥福をお祈りいたします。その一生をアパルトヘイトとの闘いに投じ、憎しみを絶ち・許し選ぶと言う偉業を成し遂げ、アパルトヘイト問題の解決に心血を注がれ、天寿を全うされました。心からの経緯を表します。

 

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2013/12/06 07:37

○重要:マンデラ元南ア大統領が死去、95歳=差別撤廃に尽力しノーベル平和賞☆

 【ヨハネスブルク時事】南アフリカで白人が黒人を差別したアパルトヘイト(人種隔離)政策と闘い、27年もの獄中生活を経て、人種間の融和に尽くしたノーベル平和賞受賞者ネルソン・マンデラ元大統領が5日夜、ヨハネスブルクの自宅で死去した。95歳だった。

 成人後は、武装闘争に従事し逮捕され、刑務所内でも反アパルトヘイト闘争を指導する戦いの年月。釈放後の晩年は一転して政治家として国家を率い、民族和解を推進した。起伏と波乱に満ちた一生だった。

 ズマ大統領はテレビを通じてマンデラ氏の死去を発表し、「わが国は偉大な父を失った」と述べた。家族に見守られながら穏やかに息を引き取ったという。

 1918年、南ア東部のトランスカイで有力民族テンブ人の名門に生まれた。60年、黒人解放組織「アフリカ民族会議」(ANC)非合法化 を受け、ANC軍事部門「民族のやり」を創設し武装闘争を開始。64年、終身刑を宣告された。ケープタウン沖の監獄島ロベン島刑務所で服役中も、ANC合 法化などを訴え続けた。

 90年に当時のデクラーク大統領の黒人融和政策で釈放。黒人支援と南ア民主化を訴え各国を歴訪、この年秋に訪日も果たした。91年にアパ ルトヘイト終結が宣言されると、ANC議長に就任。黒人と白人の共存を図る交渉をデクラーク大統領と進め、その功績で93年、同大統領と共にノーベル平和 賞を受賞した。

 94年、初の全人種参加の制憲議会選挙でANCが勝利。大統領に選ばれ、99年まで務めた。

 私生活では96年にウィニー前夫人と離婚、98年にグラサ夫人と再婚した。2004年、「静かな余生を送りたい」と公的活動から引退。最 近は公の場に姿を見せていなかった。今年6月に肺感染症で入院、危篤状態となったが、その後容体は安定し、退院して自宅療養していた。(了)

 


2013/12/06 07:25

○マンデラ氏語録

 「全ての人々が平等に機会を与えられ、仲良く暮らせる民主的で自由な社会を理想としてきた。これを達成するために私は生きたい。必要とあらば、そのために死ぬ覚悟ができている」(1964年4月、国家反逆罪で裁判にかけられた際の陳述)

 「われわれはあまりに長い間自由を待ち続けてきた。これ以上待てない。あらゆる方面で闘争を強化する時が来た。自由への行進は逆戻りできない。恐怖に道を阻まれてはならない」(90年2月、27年間の獄中生活から解放されて)

 「真の人類愛と平和の美しさの方が、ダイヤや金銀よりも貴重だと語ったキング牧師が単なる夢想家でなかったと証明するため、われわれ全員が努力しよう。新しい時代の幕を開けよう」(93年12月、ノーベル平和賞受賞演説)

 「今われわれは、国家と国民のための新たな時代へと歩みを始めた。党の勝利でなく、南アフリカ全ての人々の勝利を祝福しよう」(94年5月、ケープタウンでの大統領就任演説)

 「あなた方は、大多数の国民が希望を持つことができなかったこの国を、尊厳と自尊心、そして将来への自信を持って暮らし、働くことができる国へと変える任務をわれわれに与えた」(同)

 「ツチもフツもない。同じ人間だ」(2000年1月、アフリカ中部ブルンジの和平交渉で対立各派や武装組織を前に一喝)(ヨハネスブルク時事)


2013/12/06 07:26

 

○マンデラ氏の歩み

1918年 東部トランスカイで誕生(7月18日)           
  44年 アフリカ民族会議(ANC)青年同盟結成(4月)     
  52年 非白人初の弁護士事務所をヨハネスブルクで開設      
  58年 ウィニーさんと結婚                   
  60年 ANC非合法化                     
  61年 武装組織「民族のやり」結成               
  62年 逮捕され収監(8月)                  
  64年 反逆罪で終身刑(6月)                 
  89年 獄中でデクラーク大統領と会談              
  90年 ANC合法化、27年ぶり釈放(2月)           
  91年 アパルトヘイト終結宣言(6月)、ANC議長に就任(7月)
  93年 デクラーク大統領とノーベル平和賞受賞          
  94年 初の全人種選挙でANC圧勝(4月)、大統領に就任(5月)
  96年 ウィニー夫人と離婚                   
  97年 ANC議長を退任、後任にムベキ氏            
  98年 元モザンビーク大統領夫人のグラサさんと結婚       
  99年 大統領退任、後任はムベキ氏(6月)           
2004年 公的活動から引退(6月)                
  05年 息子マカト氏がエイズで死去               
  13年 肺感染症再発で入院。退院したものの永眠(12月)     
(時事)

1119日が「世界トイレの日」とは知りませんでしたが、これが今の世界の現状で、早急に対策が講じられるべき多くの事態のうちの一つでしょう。

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世界人口の3分の1がトイレなし 国連が発表

201311200551

 

  【ニューヨーク共同】国連の潘基文事務総長は19日の「世界トイレの日」にあたりメッセージを発表し、世界人口の3分の1以上に当たる25億人が衛生的な トイレのない生活をしており、野外排せつなどが疾病を引き起こし多数の子供の死につながっていると述べて改善を訴えた。

 

 潘氏は、世界で年間80万人以上の5歳未満児が下痢のために命を失い、トイレが普及せず衛生状態が悪いことが主な要因になっていると指摘。トイレについて話すことを避けてはならないとし「タブーを破り、トイレを世界の開発の優先事項に」と呼び掛けた。

もう本当に遅いのかもしれませんね・・・。

気候変動による「損失と被害」、対立する先進国と途上国 COP19

 

20131120 20:59 発信地:ワルシャワ/ポーランド【写真】【ブログ】 http://www.afpbb.com/articles/-/3003632

 

1120AFP】ポーランドのワルシャワ(Warsaw)で開催されている国連気候変動枠組み条約第19回締約国会議(COP19)で、台風30号(アジア名:ハイエン、Haiyan)が引き起こした壊滅的な被害がひとつのスローガンとなり、フィリピンや他の発展途上国が、地球温暖化が将来もたらす被害への支援の保証を要求している。

この要求は、対立する交渉に新たな深い溝を生み出した。豊かな国々は、この要求を永遠の補償責任に閉じ込められるいわば罠としてみている。だが、世界で最も貧しい国々の多くは、気候変動のもたらす台風や海面上昇、干ばつ、洪水などに最もぜい弱な国々でもある。

 130か国以上の発展途上国は現在、2015年 に予定されている新たな気候変動協定に、先進国が資金援助した「損失と被害」の国際メカニズムを盛り込むことを呼び掛けている。豊かな国々は、温室効果ガ ス問題の原因である化石燃料の燃焼を始めた国々であるから、地球温暖化に歴史的な責任がある、というのが貧しい国々の主張だ。

途上国の提案する同メカニズムは、とりわけ、途上国が気候変動リスクを低減する技術と知識の基盤を確立するのに役立ち、被害を受けた国々の復興のために経済支援を提供するものになることが期待されている。保険制度の確立も議論に上っている。

このメカニズムをめぐる議論は、昨年カタールのドーハ(Doha)で開催された国連気候変動枠組み条約第18回締約国会議(COP18)を決裂寸前にまで追い込んだ──だが土壇場で、COP19で「制度的取り決め」を行うとの妥協がなされた。

しかしこれは容易な課題ではない。

「損失と被害の問題を協定に成文化することは、法的責任の追及につながる可能性がある」と、米ハーバード大環境経済学プログラム(Harvard Environmental Economics Program)のロバート・スタビンス(Robert Stavins)氏は指摘する。

1に、 個別の自然災害や損失が偶然の気象状況ではなく気候変動に起因するものであると確定する方法が不明確である。また、気候変動に関連した大惨事が生じた国 に、国民に十分な保護や緊急対応を行わなかった責任がなかったかという問題もある。さらに、ブラジルや中国、インドなどの新興国の温室効果ガス排出量の急 増が挙げられる。

これらの理由などにより、一部の富裕国は、既存の災害復興機構の下で「損失と被害」に対応するべきだと主張している。だが途上国側は、既存の機関が「損失と被害」への対策、特にゆるやかに進行するリスクへの対策を責務にしていないと反論する。

 

科学者らは、温室効果ガス排出の迅速な削減が実現しなければ、最大5度の気温上昇が起こりうると警告している。国際NGOCARE(ケア)」のスベン・ハーメリング(Sven Harmeling)氏は「気候変動のもたらすあらゆる影響を食い止めることができる時期は過ぎた」と述べる。(c)AFP/Mariette LE ROUX

「地球温暖化だけが、CO2の問題なのではない」、と言うフレーズ、考えさせられますね。海の酸性化も人類が背負った大きな課題となてしまった様です。

海の酸性化「前例ないスピード」 過去3億年で最速か

 

2013.11.15 Fri posted at 17:02 JST

(CNN) 海洋の酸性化が「前例のないスピード」で進んでおり、生態系を脅かしているという報告書を英大学の研究者らがまとめ、14日に発表した。18日にポーランドの首都ワルシャワで開かれている第19回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP19)に提出されるという。

報告書によれば、海洋の酸性化の原因は地球温暖化と同じ く、化石燃料の使用などの人間の活動が生んだ二酸化炭素(CO2)だ。酸性化は過去3億年で最も速いペースで進んでいるとみられ、現在は産業革命前と比べ 26%増の水準にある。2100年には170%増の水準に達する可能性があるという。

海は排出されるCO2の約4分の1を吸収していると報告書は指摘する。「海洋の酸性化が進めば、今のように大気中のCO2を吸収することはできなくなり、気候変動を和らげる役割を十分果たせなくなる」

またCO2の排出が減らず酸性化が進めば、海の生態系は大きな影響を受ける。「熱帯のサンゴ礁の減少は観光業、食糧安全保障や海岸線の保全に悪影響を与え、世界の多くの貧困層に打撃となる」と報告書は言う。「今後大気中のCO2濃度を抑制していくこと以外に、酸性化の緩和に向けた現実的な選択肢はない

報告書の作成に参加した英ブリストル大学のダニエラ・シュミット氏は、酸性化により、種の多様性や養殖業、それに海に食糧や経済の基盤を置く国々は大きな影響を受けると語る。

 

地球温暖化だけがCO2の問題なのではないことを理解してもらいたい」とシュミット氏は言う。「放置していい問題ではない。恐ろしい結果が待っているのだから」

このニューズにて報道されている「モントリオール議定書」に規定されたオゾン層保護条約が、地球温暖化の減速に資するものであるならば、国家・産業・個人など全てのレベルで具体的に何をすれば良いのかを決め即実行に移してゆくことでしょう。もちろん、他の有効な手段などあらゆる方策を総動員すべきことは言うまでもありません。

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オゾン層保護条約、地球温暖化「減速」の助けにメキシコ研究

20131111 15:15 発信地:パリ/フランス【写真】【ブログ】 http://www.afpbb.com/articles/-/3003077 

 

デンマーク・コペンハーゲン(Copenhagen)で開催された国連気候変動枠組み条約(UN Framework Convention on Climate ChangeUNFCCC)第15回締約国会議(COP15)の会場に置かれた巨大な地球儀(20091219日撮影、資料写真)。(c)AFP/ATTILA KISBENEDEK

1111AFP】地球温暖化の懐疑論者たちが自身の主張を後押しするものとして引き合いに出す「地球温暖化の減速」の一部は、世界で最も成功している環境条約の1つによって誘発されたとする研究論文が10日、英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)」に発表された。

メキシコ国立自治大学(National Autonomous University of Mexico)の大気物理学者、フランシスコ・エストラーダ(Francisco Estrada)氏率いる研究チームが発表した論文によると、地球を保護するオゾン層を破壊する工業ガスなどの物質の段階的削減を目的に策定された国連(UN)の「モントリオール議定書(Montreal Protocol)」は、同時に地球温暖化に小さな歯止めをかけることにもなっているという。

この議定書がなければ、現在の地球の表面温度は約0.1度高くなっていただろうと研究チームは指摘する。論文は「逆説的な話だが、人間が気候システムに影響を与えることができない証拠として地球温暖化の懐疑論者らが示す、近年の温暖化の減速には、直接的な人為的要因がみられる」と述べている。

 1987年に採択され、1989年 に発効したモントリオール議定書は、塩素および臭素を含有する化学物質群の削減を締約国に義務づけている。エアゾールスプレー、溶剤、冷却剤などに使われ ているこれらの物質は、成層圏に存在し、がんの原因となる紫外線を吸収するオゾン層を破壊する。また、この種の化学物質の中には、太陽熱を強力に吸収する 性質を持つものがあるために、図らずも強烈な温室効果ガスになるものもある。

 1990年代に効果が出始めたこれら化学物質の段階的削減は、気候変動との闘いにおいて小さいながらも目に見える進展になったと研究チームは指摘する。1998年~2012年、地球全体の平均温度は10年当たり平均0.05度の割合で上昇した。過去50年間の10年当たりの平均上昇率の0.12度と比べると、この値は非常に小さく、増加傾向が続いている温室効果ガスの排出量と一致しない。

その結果、15年間の温暖化の「停滞」は、気候変動が自然的要因に由来する証拠であり、化石燃料排出量の削減を求める環境保護の声には不備があり、詐欺に等しいことを示していると懐疑論者らは主張している。

 

研究チームは今回の論文で、20世紀における炭素排出と温暖化の統計的な比較を行った。20世紀全般では、気温は0.8度上昇した。(c)AFP

過去の歴史に学びましょう。もう今回は、後戻り出来ない、待ったなしの状態ですから。

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マヤ文明もクメール王朝も…異常気象で紛争、崩壊 米チームが温暖化に警鐘

 

2013.8.2 09:11温暖化

 

温暖化の影響で深刻な干ばつの影響に見舞われたメキシコのマヤ文明遺跡(AP)

 地球温暖化が進んで猛暑や干ばつなどの異常気象が増える と個人レベルの暴力行為から内戦などのグループ間対立、文明崩壊に至る紛争が起きやすくなるとの研究結果を、米カリフォルニア大バークリー校のチームが1 日、米科学誌サイエンスに発表した。過去1万年の人類史と気候変動の関係を調べた。チームは「紛争の発端は多様だが、環境が悪化し食料や財産が脅かされる と、人の行動が暴力性を帯びやすくなる」と指摘。温暖化に伴って今後さらに世界が不安定になる恐れがあると警告している。

 チームは殺人や暴行、内戦や民族紛争、政治権力の交代や文明崩壊などと気候変動の関係を調べた文献60件を分析。統計的手法でデータを再評価、自然環境が変動すると社会的な不安定さが増すことを確かめた。

 

 具体的には中米のマヤ文明や東南アジアのクメール王朝は、崩壊や滅亡に先立って深刻な干ばつに見舞われた。アフリカや熱帯地方での内戦や民族紛争、米国での殺人や暴行など犯罪件数の増加も気温上昇と関係していた。(共同)

サーカスの中で「おどけ役」を演じていた役者を「クラウン」というそうですね。ピエロ恐怖症のかたにはきびしい大会なのかもしれません。。

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ラテンなピエロたちが集結、メキシコで中南米クラウン大会

2013102511:07 発信地:メキシコ市/メキシコ 【写真】【ブログ】         http://www.afpbb.com/articles/-/3002067 


メキシコの首都メキシコ市(Mexico City)で開かれた中南米クラウン大会(Latin American Clown Convention)に参加したピエロたち(20131023日撮影)。(c)AFP/Ronaldo Schemidt

 

1025AFP】メキシコの首都メキシコ市(Mexico City)で23日、中南米クラウン大会(Latin American Clown Convention)が開催され、ペルー、ベリーズ、ニカラグア、ホンジュラス、コスタリカから500人以上のピエロたちが集まった。(c)AFP

これは、中々画期的な受賞にて、その趣旨からしても、大いに素直に評価したいと考えます。

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中南米核禁止条約に未来政策賞

1024日 1334

世界の平和と安定に貢献した優れた政策に贈られることしの「未来政策賞」に、1967年に中南米諸国の間で核兵器の使用や生産を禁止した「トラテロルコ条約」が選ばれました。

 

「未来政策賞」は、世界各国の有識者でつくるWFC=世界未来評議会や、IPU=列国議会同盟が、4年前から世界の平和と安定に貢献した優れた政策に贈っているもので、ことしは軍縮部門の政策が対象となっていました。
WFCとIPUは23日、ニューヨークの国連本部で記者会見を行い、ことしの未来政策賞を、1967年に中南米諸国の間で核兵器の実験や使用、生産などを禁止した「トラテロルコ条約」に授与すると発表しました。
トラテロルコ条約は、東西冷戦下に起きたキューバ危機のあと、1967年に中南米の14か国が核兵器のない地帯を目指して署名した初めての条約で、その後2002年までにキューバを含む中南米とカリブ海の33か国が署名・批准しています。
授賞の理由についてWFCのウクスクル議長は、「この条約によって中南米は世界で最も核兵器の脅威が少ない地域となり、各国は非生産的な軍拡競争ではなく、経済や社会の発展に力を注ぐことができた」と説明しています。
中東地域の非核化構想も取り沙汰されるなか、今回の授賞は他の地域での核軍縮の取り組みにも影響を与えるものとして注目されます。

「地球の肺」とも言われるアマゾンの熱帯雨林。全地球人の貴重な財産として、何とか保存してゆきたいものです。

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アマゾン熱帯雨林の樹木、数種類の樹木が大半を占める

20131021日 16:05 発信地:ワシントンD.C./米国 【写真】【ブログ】 http://www.afpbb.com/articles/-/3001840 

 

ブラジル・パラナ(Parana)州のサルト・モラト自然遺産特別保護区(Salto Morato Nature Reserve)付近の熱帯雨林(20121023日撮影)。(c)AFP/Yasuyoshi CHIBA

1021日 AFP】世界最大の熱帯雨林、アマゾン(Amazon)に生い茂る樹木は、実際には同じ種類の木が多数を占めているとの調査結果をまとめた論文が18日、米科学誌サイエンス(Science)で発表された。

 米フィールド自然史博物館(Field Museum)や米ウェイク・フォレスト大学(Wake Forest University)などの研究チームは、ブラジル、ペルー、コロンビア、ガイアナ、スリナム、仏領ギアナの国々にまたがる広大なアマゾン盆地で最もよく見られる樹木の種類の一覧表を作成することに挑戦した。

 米国本土にほぼ相当する面積を有する「大アマゾン」として知られるこの広大な地域には、約3900億本の樹木が存在する。

 研究チームは、1179件の森林調査で得られたデータをまとめた結果、アマゾンで最もよく見られる樹木種は、ヤシ科のエウテルペ・プレカトリア(Euterpe precatoria)であることを世界で初めて明らかにした。

 また、たった227種類の樹木種に属する樹木が、熱帯雨林全体の樹木の約半数を占めていることも分かった。

 アマゾン全体には、約16000種類の異なる樹木種が存在する。つまり森林の約半分が、樹木種全体の1.4%で構成されていることになる。

 研究者らは、このよく見られる種類の樹木を「ハイパードミナンツ(hyperdominants、超独占種)」と呼んでいる。超独占種としては、ブラジルナッツの木、チョコレートの木、ゴムの木、アサイーベリーの木などが挙げられる。

 これらの樹木がこれほどよく見られる理由は、先住民が数千年間にわたって植樹を盛んに行なったからと考えている専門家もいる。

 一方、論文の共著者で、米シカゴ(Chicago)にあるフィールド自然史博物館の客員研究員のナイジェル・ピットマン(Nigel Pitman)氏によると、「これらの樹木は、人間がアメリカ大陸に足を踏み入れるはるか以前に独占種になっていたと考えている」専門家もいるという。

 また今回の集計結果は、個体数が1000本に満たない樹木種が約6000種も存在することを示唆しており、アマゾンの種の希少性に関する新たな手掛かりをもたらした。

 このことは、国際自然保護連合(International Union for Conservation of NatureIUCN)の「レッドリスト(Red List)」に照らし合わせると、これらの樹木種が絶滅危惧種とみなされることを意味する。

 

 論文共著者のウェイク・フォレスト大のマイルズ・シルマン(Miles Silman) 氏は「希少種で見つけるのが困難な種が地球の生物多様性の大半を占めていることが、われわれのモデルにより判明している」と指摘し、「これは自然保護に とっては大問題だ。なぜなら、絶滅の危険性が最も高い種が、われわれに見つからないうちに姿を消してしまうかもしれないからだ」と述べている。(c)AFP

同居して80年、法的に結婚して49年、そして晴れての結婚式ですか。やしゃご (玄孫)が20人というのもすごいですね。どのような人生を送られてきたのでしょう。長編映画がつくれそうですね。どうぞ末永くお幸せに!

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103歳&99歳の結婚式 パラグアイ、永遠の愛誓う

2013.10.16 23:22

 南米パラグアイで、103歳の男性と99歳の女性が結婚式を挙げ、キリスト教の司祭の前で「永遠の愛」を誓った。地元メディアが16日までに伝えた。

 2人は同居して80年。既に子供8人、孫50人のほか、ひ孫35人、玄孫20人がおり、挙式は13日、中部サンペドロの自宅の庭で家族や友人らに囲まれて執り行われた。

 

 農業を続けてきた車いすの男性の横に、白いウエディングドレス姿で寄り添った女性は感激した様子。2人は49年前に法的に結婚したが、宗教にのっとった結婚式は行っていなかった。祝福した司祭は「過去最高齢の新婚さんだ」と驚いていた。(共同)

これが、真に、現在の国際社会の負の側面なのです。我々には、何が出来るか、一緒に考え・行動しましょう。

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「現代の奴隷」世界に3000万人 財団が指標を発表

2013101721:37 発信地:ロンドン/英国 【写真】【ブログ】 http://www.afpbb.com/articles/-/3001609 

 

米ニューヨーク(New York)で、博物館に展示された子どもの奴隷用の手かせ(201221日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Mario Tama

1017AFP】世界各国では約3000万人が「現代の奴隷制度」の下で暮らしている──こうした状況の改善を目指した活動を行う「ウォークフリー・ファウンデーション(Walk Free FoundationWFF)」が17日、調査結果をまとめて作成した指標を初めて発表した。

WFFの定義によると、「現代の奴隷制度」には、人を「奴隷にする」ことのほかに、借金による束縛や強制的な結婚、子どもの売買や子どもからの搾取などの「奴隷のように扱う」こと、さらに、人身売買や強制労働も含まれている。

162か国を対象とした「グローバル・スレイバリー・インデックス(Global Slavery Index)」によると、「奴隷」にされている人が圧倒的に多かったのはインド。また、この問題が最も広くまん延しているのは西アフリカのモーリタニアで、人口の約4%にあたる人たちが奴隷のように暮らしているという。

 「現代の奴隷制度」のまん延が確認されたのは、上記のほかハイチ、パキスタン、ネパール、モルドバ、ベナン、コートジボワール、ガンビア、ガボンの各国だった。旧ソ連のモルドバは欧州の国で唯一、上位10か国に入った。

 人数でみると、現代の奴隷制度の影響下に置かれている人が最も多いのはインドで、約1395万人。次いで中国が約295万人、パキスタンが約210万人だった。また、現代の奴隷制度の下で暮らしている人の72%はアジアに暮らしていると推定される。

WFFは毎年発表する予定のこの指標ついて、各国政府がこの「隠された犯罪」を監視し、対応策を講じるよう促すものになればと期待している。

 

WFFは昨年5月、豪フォーテスキュー・メタル・グループ(Fortescue Metals Group)の会長で慈善家のアンドリュー・フォレスト(Andrew Forrest)氏とニコラ(Nicola Forrest)夫人により創設された。(c)AFP/Robin MILLARD

我々にすぐにでも出来る事は、フード・ロスを極力減少させると言った辺りからでしょうか。

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世界食料デー、飢えの問題解決のためできることは?

CNN.co.jp 1017()160分配信

 

(CNN) 16日は「世界食料デー」。国連食糧農業機関(FAO)によれば、十分な栄養を取れないために肉体や精神の完全な発達が見込めない5歳未満の子どもは世界で1億6500万人に上る。

約20億人は健康のために不可欠なビタミンやミネラルが不足している一方で、適正体重を超える人は14億人に上り、うち肥満が3分の1を占める。

そうした栄養問題を抱える親から生まれた子どもは、障害を持って生まれたり、病気にかかったりする確率が高くなる。

世界食料デーの今年のテーマは「食料・栄養安全保障への持続的食料システム」。FAOは世界が抱える飢餓問題について認識を高める目的で、以下のような行動を提案している。

・世界食料デー記念の食事会

地元の農家の支援につながる食品を買って食事を準備し、自分たちが食べている食料の生産者について話し合う。

・家庭菜園

食料配給所などは新鮮な食品の調達に苦労することも多い。家庭菜園で作物を育てれば、食料配給所やフードバンクに寄付できる。時間がない、日当たりが悪い、場所がないといった問題を克服する方法はある。

・食品の無駄をなくす

英国の研究所の調査によると、世界で生産される食料のうち、30~50%に当たる12億~20億トンが消費されずに廃棄される。見た目が良 くないという理由で捨てられる作物、供給網や非効率的な収穫の問題など原因はさまざまだが、自分の台所が一因になっていないかどうか考えるべき時かもしれ ない。

日本が掲げた国際公約「温室効果ガス25%削減」は3年も経たずに撤回され、その後ゼロベースでの見直すとされてから、今なお、明確な数値目標すらない状況が続いています。環境対策を経済の二の次、三の次としてしまうことを改めなければ、地球温暖化はますます助長されるでしょう。

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「経験ない高温」20年代に 熱帯域、温暖化で打撃

201310100200

 温室効果ガスの排出が今のペースで続くと、熱帯域では2020年代から年平均気温が過去約150年間に経験した最高値を常に上回る「新たな高温時代」に突入するとの研究結果を米ハワイ大などのチームが10日付英科学誌ネイチャーに発表した。

 熱帯域は人口が多い一方で経済力の弱い発展途上国が多く、食料事情の変化や感染症の拡大という形で打撃を与えることが予測される。多様な生物を育むサンゴ礁や森林への影響も大きく、生物種の絶滅が進む恐れがあるという。

 チームは、スーパーコンピューターを使って世界12カ国で実施された計39種類の気候予測を分析。

(共同)

残留水銀の最終処理や小規模砂金採取者レベルまでの徹底などなど、まだまだ残された課題は多いですが、一歩前進と評価は出来ますね。日本・日本人は享受してきた・しているグローバリゼーションの負の遺産に対して、その持てる能力にて貢献してゆく、そんな国家像も描き・貢献活動などを実現してゆきたいものですね。

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国連会議で「水俣条約」を採択、水銀を世界的に規制 熊本

2013101022:48 発信地:東京   http://www.afpbb.com/articles/-/3001178 

 

ペルー・リマ(Lima)南東部の森で、沈泥から金を取り出す作業で用いられる水銀合金(20091116日撮影、資料写真)。(c)AFP/Dan Collyns

1010AFP】水俣病の原因となった水銀の取り扱いを規制する国際条約「水俣条約(Minamata Convention on Mercury)」が10日、熊本市で開かれた国連環境計画(United Nations Environment ProgrammeUNEP)主催の国際会議で採択された。

 水銀を国際的に規制する条約は世界初。条約名は、戦後の高度経済成長期にあった1950年代の日本で、工場排水に混ざって海に流出した水銀を含む魚介類を住民らが摂取し水銀中毒症が多数出た熊本県水俣市にちなんで命名された。

 水俣条約では、2020年をめどにした温度計など水銀使用製品の段階的廃止や、15年以内の水銀採掘廃止などを定めている。会議に出席した約140か国・地域の政府代表が10日中にも条約に署名する運びだ。条約の発効は50か国が批准を終えた後となり、UNEPでは発効まで34年を要するとみている。

 一方、環境団体は、条約に水銀の工業利用や小規模な金採掘場での水銀使用に関する規制が盛り込まれなかった点への懸念を表明している。

UNEP2012年の報告によると、途上国を中心に化学物質の野放図な使用による健康・環境被害が広がっている。こうした国々では、化学物質の取り扱いや破棄で適切な安全対策が取られていない。UNEPでは、「揮発性有機化合物」の粗雑な管理状況が世界経済に及ぼす損失額は2363億ドル(約232000億円)と見積もっており、このうち220億ドル(約21500億円)が水銀による健康・環境被害だという。

■首相の「克服」発言に被害者反発

 一方、安倍晋三(Shinzo Abe)首相は9日、会議の開会式典に寄せたビデオメッセージで、途上国の環境汚染対策として2014年~16年に総額20億ドル(約2000億円)の支援を行うと発表した。

 

 しかし、メッセージの中で首相が「日本は水銀による被害を克服した」とする趣旨の発言をしたことから、今も多くの人が苦しむ水俣市では反発の声も上がっている。水俣病認定患者の緒方正実(Masami Ogata)さん(55)は「加害者である国が、克服と断言してはならない。水俣病はまだ克服の途上にある」と批判した。(c)AFP/Kyoko HASEGAWA

長きに亘るハイチでのご活動に敬意を表します。メディアを通じてご活躍の様子を拝見することしか出来ませんでしたが、本当に頭が下がります。静養と早期のご健康快復をお祈りいたします。

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「ハイチのマザー・テレサ」須藤さん引退 診療所ピンチ

 

結核患者の世話をする引退前の須藤昭子さん(右)=日本リザルツ提供

 【錦光山雅子】中南米最貧国ハイチで36年間、結核治療に尽力し「ハイチのマザー・テレサ」と呼ばれた、医師の須藤昭子さん(86)が引退し、帰国した。須藤さんが去った診療所では、資金不足で患者の食料確保もおぼつかなくなり、日本のNGOが寄付、支援を募っている。

 須藤さんはクリスト・ロア宣教修道女会(本部・カナダ)のシスター。1977年からハイチの国立結核療養所で医師として働いてきた。今年6月、日本人医師らの支援で、念願だった結核の無料検診も始めた。

 だが、7月末に健康上の理由でハイチを去り、先月日本に帰国した。須藤さんは引退を認め、「療養中で今後、検査を予定している」と話した。

 診療所で患者に出す食事は、須藤さんのもとに集まった寄付金などで運営されてきた。自分たちでブタやヤギ、ニワトリを飼って、患者に必要な栄養を賄っていた。

 しかし、須藤さんの引退で苦境に陥っている。8月末、支援するNGO「日本リザルツ」(東京)の職員らが訪れると、子ブタがエサ不足で相次いで死に、ニワトリのケージもほぼ空だった。給水ポンプも壊れ、菜園も放置されていた。

 

 日本リザルツは支援の呼びかけを始めた。白須紀子代表(65)は「食料を安定して賄う仕組みが必要。寄付だけでなく、農業や家畜飼育の経験者に協力して欲しい」と話す。問い合わせは事務局(03・6268・8744)。 

正直な所、2015年までの世界の貧困の解消や経済発展に向けて掲げてきた「ミレニアム開発目標」も十分な成果を挙げて終われる状況にはなく、新たな開発目標の中に障害者の権利についても盛り込んでいく方針となった事は歓迎すべき事でしょうが、貧困解消や教育を受ける権利なども一環し継続して取り組むべき課題に変わりはないと言えるでしょう。

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国連開発目標に障害者の権利も

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国連総会で、24日から各国の首脳による一般討論演説が行われるのに合わせ、「障害と開発に関するハイレベル会合」が開かれ、国連の新たな開発目標の中に障害者の権利についても盛り込んでいく方針を確認しました。

 

ニューヨークの国連本部で23日、開かれた会合にはパン・ギムン事務総長を始め加盟国の首脳や障害者団体の代表など800人余りが出席しました。
この中で、パン事務総長は「皆で力を合わせ、すべての人が能力を生かし、夢を実現する機会がある世界の実現を目指そう」と呼びかけました。
会合には歌手のスティービー・ワンダーさんも出席し、即興で歌を披露したあと、「科学技術が進歩し、その恩恵を誰もが受けることができるようになることで、私たちのような目が不自由な人たちの可能性が広がることを期待している」と述べました。
ことしの国連総会は国連が2015年までの世界の貧困の解消や経済発展に向けて掲げてきた「ミレニアム開発目標」に続く新たな取り組みの設定も主要なテーマとなっています。
会合では、障害がある人の多くが開発途上国で暮らしているものの、「ミレニアム開発目標」には障害者の権利が十分に含まれていないとして、2015年以降の新たな取り組みはすべての面で障害者にも配慮した内容とする方針も確認されました。

これが現在の世界社会での現実と再認識する必要がありますね。

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少年兵や人身売買8500万人

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ILO=国際労働機関は、世界の5歳から17歳までの子どものうち、少年兵となって戦ったり人身売買の被害に遭ったりしている子どもがおよそ8500万人に上るとする報告書をまとめ、国際社会に対して、この問題への関心を持つよう呼びかけています。

 

ILOは23日、世界の子どもの労働について2012年現在の状況をまとめた報告書を発表しました。
それによりますと、世界の5歳から17歳までの子どものうち、全体の10.6%に当たる1億6800万人が農作業や路上での商品販売などの仕事に就いているということです。
児童労働の人数は、前回(4年前)の調査に比べて20%余り減少しており、ILOは、世界の経済成長が鈍化した影響で、子どもの労働需要も減ったためではないかと分析しています。
一方、紛争地で少年兵として戦ったり人身売買による売春などの被害にあったりしている子どもの数は、全体の5.4%に当たるおよそ8500万人に上るということです。
ILOは児童労働をなくすため、国際社会に対して引き続き関心を持つよう呼びかけていますが、3年後の2016年までに少年兵などをなくす としていたこれまでの目標については、「計画通りに減っておらず、実行は難しくなった」として、目標達成に悲観的な見方を示しています。

どうして、まだ? どうして、子供を? と考えて行くと、胸がはち切れんばかりの思いがします。

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米・メキシコ国境で薬物密輸急増 “運び屋”に子供も利用

2013.9.19 12:15南北アメリカ

 

メキシコとの国境沿いにある米サンディエゴ郊外の街並み。最近、覚醒剤メタンフェタミンの密輸が急増している

 米南西部サンディエゴとメキシコ北西部との国境沿いで、 覚醒剤メタンフェタミンの密輸が急増している。メキシコを拠点とするマフィアが勢力を強めていることが背景にあり、10代の子供が「運び屋」として利用さ れるケースも報告されている。(米カリフォルニア州サンディエゴ 黒沢潤)

摘発量は年々増加

 人々でごった返すサン・イーサイドロ国境検問所。多くの商店が集まる米国側では、職務質問する武装警官の姿が異様なほど目立つ。取材のため、検問所に近づこうとすると、係官から「ダメだ」と、行く手を遮られた。当局者の神経過敏ぶりは、尋常ではない。

 この検問所では、米・メキシコ間の国境(全長3141キロ)一帯で押収されるメタンフェタミンの70%以上が摘発されている。米税関によれば、同検問所での摘発量は年々増加の一途をたどり、昨年は2008年比で約3倍に達した。

 地元市民(64)は「密輸者がメタンフェタミンを運ぶ際には車を使う。改造したエンジンや車体下部に隠すが、検問所で見つかる例が多い」と話した。

第二次大戦から

 サンディエゴにおけ るメタンフェタミンの問題は第二次大戦にまでさかのぼる。サンディエゴ公共放送KPBSによれば、太平洋戦線に赴いた米軍兵士の間では、現地で入手できた メタンフェタミンで中毒になるケースが続出した。戦後、主要な帰還地の一つである軍港都市のサンディエゴは中毒となった兵士であふれ、メタンフェタミンの 需要が高まったという。

 1990年代、「米 国でのメタンフェタミンの“首都”」と揶揄(やゆ)されたサンディエゴでは犯罪が多発。95年には退役軍人の中毒者が戦車を“ハイジャック”し、幹線道路 を暴走して橋や消火栓、交通標識を破壊する事件が起きた。中毒の若い男女が4歳の姪(めい)を熱湯に入れて殺害する事件も同年に起きた。

 メタンフェタミンの 供給源となってきたのがメキシコのマフィアだ。サンディエゴ大学のデビッド・シャーク准教授(政治学)によれば、メキシコでは90年代後半、太平洋側のコ リマ地域を拠点とする「コリマ・カルテル」が米国境までの約2400キロに輸送ルートを敷いた。しかし最近、「シナロア・カルテル」がこのルートを支配下 に置いたという。

シャーク准教授は「シナロア・カルテルは政府高官への賄賂攻勢などを通じて他派との“戦争”に勝利した。シナロアの勢力は強まるばかりだ」と指摘する。

学校やFBで勧誘

 密輸で注目されるのは、「運び屋」として利用される子供たちの存在だ。

 2008年に19人だった10代の逮捕者は年々増加し、12年には約190人に上った。最年少者は12歳という。米ライス大学のネイサン・ジョンズ研究員(薬物政策)によれば、米国とメキシコの二重国籍を持ち、メキシコに住む子供たちが利用されるケースが少なくない。

 米国にひそかに拠点を持つマフィア勢力が米国で「運び屋」を見つける場合、サンディエゴ近郊ポウェイなどの学校やショッピングモールで勧誘するという。地元市民(45)は「マフィアはフェイスブックなどソーシャルメディアを活用する例もあると聞いた」と話す。

 子供たちは、メタンフェタミンを服の下の腹や内ももにテープで貼り付けるなどして米国に入国する。「袋に入れてのみ込んで胃に隠したり、大腸に入れたりする例も増えている」(ジョンズ研究員)

 関係者は「細身のジーンズにタンクトップ姿の少女だって要注意だ。愛嬌(あいきょう)を振りまいて入国しようとするが、服の下に巧妙に薬物を隠す例もある」と語る。

 

 子供たちの報酬は1回の仕事で50ドル(約5千円)~500ドル(約5万円)。地元記者は「犯罪集団は使えるモノ(子供)なら手段を選ばずに使う。卑劣極まりない」と非難している。

歓迎すべき動きでしょう。

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2013/09/17 12:00

 

世銀、今後の援助は貧困・紛争地域に集中=戦略見直し案

 【ワシント ン・ロイターES=時事】世界銀行の先週の理事会に提出された戦略草案によると、厳しい財政状況に加え、開発資金をめぐる他の金融機関などとの競合が増す 中で、世銀は融資先を絞り、最も強い影響を及ぼすことが期待できる脆弱(ぜいじゃく)な国やサハラ以南のアフリカ、南アジアなどの地域に集中したい考え だ。

 ロイター通信が16日までに入手した同草案は、キム総裁の就任後初の大幅な戦略見直しとなる。ただ、世銀がどのプログラムを縮小または支援するのか、新たな優先事項と減少しつつある収入を反映してどのように予算を組み替えるかについては、まだ具体的に踏み込んでいない。

 リスクを避 け、プロジェクト承認は遅く、各国のニーズに十分に応えていない、プログラムの結果よりもカネを出すことに集中しているとの批判がある中で、世銀総裁に1 年余り前に就任したキム氏は、この状況を変えるための大幅な再編に着手。柔軟性、測定可能な効果などに重点を置いている。

 草案によると世銀は、2015年までに世界人口の最も貧困な層の半数が属する見込みの、脆弱で、紛争の影響を受けた国々など、他からの融資が期待しにくい地域に集中するという。また、国連など他の開発機関との連携を強めるほか、予算を幾分削減する方針だ。(了)

常に心に「MOTTAINAI」を。

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世界の食料、3分の1廃棄=年13億トン、スイスのGDP超―国連報告

時事通信 911()2128分配信

 【ローマAFP=時事】国連食糧農業機関(FAO)は11日、世界で生産された食料の3分の1が食べられることなく廃棄されているとする報告書を発表した。廃棄分は年約13億トン、金額にして約7500億ドル(約75兆円)に上り、スイスの国内総生産(GDP)を上回る。
 報告書によると、最悪の廃棄地域は日中韓を含む「産業化されたアジア」1人当たり年平均100キロ以上の野菜、コメを中心とする約80キロの穀類を廃棄しているという。また、北米・南米の食肉産業やアジア、欧州、中南米における果物の廃棄問題も指摘されている。
 記者会見したダシルバ事務局長は、野菜の見た目の悪さを気にして購入を控える先進国の「ばかげた消費行動」を問題視するとともに、食品の賞味期限の厳格な順守が膨大な食料廃棄の原因になっていると述べた。 

「のどじまん」という日本語が世界語になるかも知れませんね。これも外国の方々に日本語をかなり勉強して頂いているお陰。我々日本人の外国語での発信力の強化は急務でしょうね。また、海外での日本語普及に向けての地道な努力も引き続いて必要でしょう。

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和の心 外国人が歌う 歌詞の背景、心情かみしめる

2013829日 朝刊

 

  日本にルーツのない外国人たちが美しい日本語で、Jポップの歌唱力を競う時代になった。外国人らが活躍する日本テレビ「のどじまんザ!ワールド」(放送は 不定期)で注目を集めた逸材は、日本語能力に加え、歌詞に描かれる物語、心情を読み取ろうと努めている。番組をステップに大手レーベルからデビューした米 国人二人が語る「和」の心は-。  (藤浪繁雄)

◆クリス・ハート 日本人の立場になって

  「その歌を聴き、日本人はどんな気持ちになるか」。サンフランシスコ出身のクリス・ハート(29)はそう考えながら、Jポップに向き合ってきた。歌詞の意 味を理解した上で、豊かな声量で歌う。番組で優勝した曲、木山裕策のヒット曲「home」(二〇〇八年)で五月にCDデビュー。六月にはJポップの名曲を 集めたカバーアルバム「Heart Song」がヒットした。

  中学校の科目で日本語を選択し、向学心からケーブルテレビで日本の音楽番組を見たことでJポップへの関心が高まり、Kiroroの「未来へ」(九八年)な ど、多彩な音楽を取り入れたメロディーに興味を抱いた。日本語の理解を深めるにつれ「米国の歌はノリで楽しむが、歌詞が重要なJポップは、日本人の立場に ならないと歌えない」と奥深さにひかれ、日本での歌手デビューを目指した。

  四年前、日本に移り住み、自動販売機の営業マンとして働きながら歌唱力を磨いた。また、日本で暮らすようになり、「さくら(独唱)」(森山直太朗、二〇〇 三年)の桜の花びらに込められた「別れ」「卒業」などの意味を実感できるようになった。「応援してくれる人のために歌いたい」と明るく人懐こい笑顔で語 る。九月十四日に千葉・幕張メッセで松田聖子ら所属レコード会社のアーティストたちとライブを予定。十月三日からは全国ツアーも控える。

◆ニコラス・エドワーズ つながり大切にしたい

 オレゴン州出身のニコラス・エドワーズは二十一歳になった七月三十一日、オリジナル曲が入った「fが歌詞(うた)になる」でデビューした。

 中学時代、日本語学習を深めようと、インターネットなどでJポップに出合った。コブクロ「蕾(つぼみ)」など、歌詞とメロディーの美しさに魅了された。

 未知の単語を調べ、明け方まで机に向かった。歌や演劇の道を志していた高校時代の二〇〇八年、三カ月間の日本留学を経験し、「日本のエンターテインメント界で身を立てたい」と決意。一〇年六月、高校を卒業した翌日、日本へ旅立った。

  歌の修業を積みながら、日本語検定一級を取得した。「間違えることを恥ずかしいと思ってはダメ」。分からないことは放っておかず貪欲に吸収した。少年期か らフランク・シナトラ、テンプテーションズら「英語が美しく聞こえる歌手の曲が好きだった」が、Jポップの歌詞をかみしめて歌ううち、「英語の歌の魅力も 再発見した」という。

 デビューを果たし「スタートラインに立ったところ。聴いてくれる人とのつながりを大切にしたい」と初志を大切に歌う。CDに込めた「f」とは、ファン、家族、友人らを指す。「巡り合った人たちへの感謝を込めた」。さわやかな笑顔と歌声が、日本の女性の心をとらえている。

◆意味、深く勉強

  一一年六月から放送の「のどじまんザ!ワールド」の企画、演出の五歩一(ごぶいち)勇治さんの話 動画投稿サイトで、外国人が日本語で日本の歌を歌う動画 を見つけ、その驚きとうれしさ、感動を伝えたいと企画を立ち上げた。クリスもニコラスも単語一つ一つの発音だけでなく、その意味を日本人より深く勉強して いる。次回の十月五日放送では三千人以上の外国人の中から選ばれた方々が出演する。「ニッポンの歌が中心となって世界中がつながっている」と感じてほし い。

 

2~3カ月前にはブラジルで寒波が発生しましたが、今回はアンデス諸国。北半球では、猛暑や豪雨、南半球では寒波。温室効果ガスの発散に個々人が意を用いて地球環境問題に真剣に向き合わねばならない時代に入った、全地球規模の問題です。民族・政治・宗教・歴史・経済・憎しみ・人種・格差などなどでいがみ合っているうちに、人類は環境問題で絶滅の危機に瀕していると悟るべきです。

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南米で10年ぶり大雪、8人死亡 家畜4000頭死ぬ

南米ペルーとボリビアが、ここ10年で最悪の大雪に見舞われている。830日の当局発表によると、ペルー南部カラバヤ(Carabaya)では、雪の重みで崩落した屋根に押しつぶされるなどして2人が死亡。ボリビアでは先週、少なくとも4人が大雪のため死亡した。

パラグアイでも低体温症で2人が死亡しており、南米を覆った寒波による死者はこれで計8人となった。パラグアイではまた、寒波の影響で家畜4000頭が死に、小麦の30%に被害が出ている。

写真は、ペルー・プノ(Puno)県フリアカ(Juliaca)近郊で、死んだリャマのそばに座り込む農民。ペルーでは28日、南東部の9州に非常事態宣言が出された(2013828日撮影)。(c)AFP/ANDINA/HO

 

5度目の正直。おめでとうございます。三つのメッセージいずれも的を射てますね。

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キューバから177キロ遠泳 64歳の米女性、53時間で達成

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 【ニューヨーク共同】米国の遠泳選手ダイアナ・ナイアドさん(64)が2日、サメよけのかごに入らず、キューバから米南部フロリダ州まで約177キロの遠泳を初めて成功させた。かかった時間は約53時間。AP通信が伝えた。

 陸に上がったナイアドさんは支援者らに囲まれ、よろけながらも「三つのメッセージ」として「まず決して、決してあきらめちゃいけない。次に夢を追うのに年齢は関係ない。そして、これは単独のスポーツに見えるけど、チームで取り組んだの」と述べた。

 ナイアドさんは1978年に初挑戦して以来、昨年まで計4回取り組んだが、いずれも途中で断念。今回5回目で成功した。以上

 

米国のベテラン女性遠泳選手ダイアナ・ニヤドさん(中央、64)が2日、キューバの首都ハバナから米フロリダ州キーウェストへの約160キロの遠泳に成功した。サメ対策用の柵を使わずに泳ぎ切ったのは史上初。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130903-00000010-jijp-int.view-000

早く出生年月日等の確認作業が終了し、長寿のお祝いが出来るといいですね。

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史上最高齢123歳か 長寿祝う式典

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南米ボリビアの村で史上最高齢の123歳とされる男性の長寿を祝う式典が開かれ、この男性は「神に感謝したい」と話しています。

ボリビア西部アンデス山脈の標高およそ4000メートルに位置する村で、3日、史上最高齢の123歳とされるカルメロ・フロレスさんの長寿を祝う式典が行われました。
式では、地元政府の知事からメダルや表彰状などの記念品が手渡され、フロレスさんは出席した家族や大勢の村人たちから大きな拍手を浴びました。
フロレスさんは、今もつえを使わずに1人で歩くことができ、報道陣の取材に対してしっかりした声で「私はとても幸せです。神に感謝したい」と話していました。
フロレスさんは、1890年7月16日に生まれたことを示す教会の洗礼証明書を持っていたことから、これまでのギネス世界記録を上回る史上最高齢の123歳となる可能性があるとして、地元の登記所が確認作業を行っています。

まだまだ、真に映画「闇の列車」の様な違法国境越えでの米国への不法移民が後を絶たない状況が続いていると言う事ですね。

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貨物列車脱線、5人死亡=メキシコ

時事通信 826()637分配信

 【メキシコ市AFP=時事】メキシコ南部タバスコ州で25日、米国への越境を図ろうとしていた人々が屋根に乗っていた貨物列車が脱線し、当局によると少なくとも5人が死亡、35人が負傷した。屋根にはメキシコ人やホンジュラス人ら250人~300人が乗っていた。
 列車は12両編成で、うち8両が横転した。事故原因は不明だが、大雨の中、列車がスピードを出し過ぎていたとの報道もある。 

そう。故に、いつも申し上げている様に、個々人の確固たる自覚と行動が強く求められるのです。地球は一つだけです。

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気候変動の原因は「人間」、95%の確率 国連パネル草案

2013.08.21 Wed posted at 12:00 JST

 

気候変動の要因は人間である可能性が95%だという

 

気候変動を引き起こしたのは「人間」?

 

地球の姿、過去数十年間で劇的に変化

(CNN) 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が、気候変動は人間の活動によって引き起こされている可能性が「95%」に上るとの報告書をまとめていることが21日までに分かった。CNNが草案の概要を入手した。

IPCCは1990年以降、気候変動の影響や予測などを評価する報告書を定期的に発表している。次回の第5次報告書は9月以降、段階的に発表される予定だ。

草案によると、IPCCは1951~2010年に観測された世界的な地表温度の上昇について、半分以上は人間活動の影響が原因だった可能性が「非常に高い」との見方を示す。前回の第4次報告書は、気候変動が人為的原因で引き起こされた可能性を「90%」としていた。

報告書の内容は発表までに修正される可能性もあるが、第4次報告書の作成にかかわった米気象協会のマーシャル・シェパード会長によれば、今回も人間活動の影響を強く指摘することは確実だという。

 

 

気候変動を引き起こしたのは「人間」?

 

地球の姿、過去数十年間で劇的に変化

草案は、温室効果ガスの増加によって1950年以降の平均気温は約0.6度上昇したと指摘。2100年までにはさらに1~3.7度上がると予想している。

海面の上昇は現在の年間約3ミリからさらに加速する可能性が非常に高く、2100年までに50~97センチ上昇する見通しだという。

現状のまま、あるいはこれ以上のペースで温室効果ガスの濃度が上がり続ければ、全世界の気候システムに過去数百~数千年で例がないほどの変化が起き、それが何世紀も先まで残ることが考えられる。

海 面上昇による脅威をめぐっては、英科学誌「ネイチャー・クライメート・チェンジ」の最新号に、水害で大きな被害が懸念される都市を挙げた研究が掲載され た。最もリスクが高い都市は中国・広州とされ、米国のマイアミ、ニューヨーク、ニューオーリンズ、インドのムンバイがこれに続いている。

調査・確認結果、事実ならおめでたいことですね。

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世界最長寿は123歳? =山岳地域に生活、ひ孫39人―ボリビア

時事通信 8月16日(金)6時2分配信

 【サンパウロ時事】南米ボリビアからの報道によると、 首都ラパスの北西約150キロの山岳地帯に123歳とされる男性がいることが分かった。現在、世界最長寿は115歳の大川ミサヲさん(大阪市東住吉区)と されており、事実だとすれば、この記録を大幅に上回る可能性がある。
 地元テレビ局ヘッジ・ウノなどによると、男性はオマスヨス県に住むカルメロ・フロレス・ラウラさん。すでに死亡した2人を含む3人の子どもの父親で、孫は16人、ひ孫は39人に上るという。
 健康状態は良好で、自力で立つこともできる。長寿の秘訣(ひけつ)は食べ物にあるといい、若い頃から砂糖を口にせず、「スカンクの一種の肉や大麦の料理をよく食べた」と話しているという。
 同局は、ラウラさんの年齢は確認できているとしており、ギネス世界記録に申請する方針。ラウラさんが住む地域には、ほかに100歳を超える高齢者が20人住んでいるとも報じている。 

高校生たちがこのような活動や山本美香さんの遺志を持続的に繋げて続けて行こうと言う活動には勇気づけられますね。

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2013/08/20 23:43

○核兵器廃絶の署名100万突破=高校生平和大使、国連に提出―ジュネーブ

 【ジュネーブ時事】核兵器廃絶を訴える日本の「高校生平和大使」20人が20日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪問し、この1年間に寄せられた19万5704人分の署名を提出した。2001年から集めた署名は累計104万1679人分に達した。

 高校生平和大使は長崎市の市民団体が公募、1998年から続けている。今年で16代目となる20人は、広島と長崎での核兵器被害の実態を国際社会に伝え続けるため、政府が6月に創設した「ユース非核特使」の第1期生。

 平和大使はジュネーブ軍縮会議のサレバ事務局次長と面会し、署名を手渡した。角田大河さん(18)=長崎県立佐世保西高=は「100万を超える人たちの思いが伝わった」と笑顔で語った。一行は首都ベルンを訪問し署名活動をした後、23日に帰国する。

一部ブラジル南部での寒波などを除けば、やはり北半球中心に各地で猛暑に見舞われています映画「南の島の大統領」同様、個々人が地球環境の改善に向けて果敢に行動してゆかねばほどなく地球は持たなくなる事、必定。

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最高気温、世界記録は… 「運動靴が溶け出した」報道も

写真:中国でも猛暑が続いている。11日、山東省青島の海岸に集まった人々=AFP時事拡大中国でも猛暑が続いている。11日、山東省青島の海岸に集まった人々=AFP時事

写真:11日、イスラエル・テルアビブの地中海で水浴びする人々=AP拡大11日、イスラエル・テルアビブの地中海で水浴びする人々=AP

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 【ロサンゼルス=藤えりか気象庁によると、最高気温世界記録を持つのは米カリフォルニア州南東部の砂漠地帯にあるデスバレー国立公園の一角、ファーネスクリーク。1913年7月10日、56・7度に達した。

 今年も6月末から7月初めにかけて猛暑が襲い、ロサンゼルス・タイムズ紙によると6月30日の国立公園局の気温計は54度以上を指し、世界記録に迫った。

 CNNは、「運動靴が溶け出した」と言う住民の声を紹介した。さらに公園局の職員は、地面にフライパンを置いて目玉焼きを作る実演をユーチューブに投稿。まねをする人が増え、公園局は卵の殻の清掃に追われ、フェイスブックなどを通じて片付けを呼びかけるはめになった。  

中南米協働隊は両市長の平和宣言を全面的に支持します。

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平成25年長崎平和宣言

68年前の今日、このまちの上空にアメリカの爆撃機が一発の原子爆弾を投下しました。熱 線、爆風、放射線の威力は凄まじく、直後から起こった火災は一昼夜続きました。人々が暮らしていたまちは一瞬で廃墟となり、24万人の市民のうち15万人 が傷つき、そのうち7万4千人の方々が命を奪われました。生き残った被爆者は、68年たった今もなお、放射線による白血病やがん発病への不安、そして深い 心の傷を抱え続けています。
 このむごい兵器をつくったのは人間です。広島と長崎で、二度までも使ったのも人間です。核実験を繰り返し地球を汚染 し続けているのも人間です。人間はこれまで数々の過ちを犯してきました。だからこそ忘れてはならない過去の誓いを、立ち返るべき原点を、折にふれ確かめな ければなりません。

 日本政府に、被爆国としての原点に返ることを求めます
 今年4月、ジュネーブで開催された核不拡散条約(NPT)再検討会議準備委員会で提出された核兵器の非人道性を訴える共同声明に、80か国が賛同しました。南アフリカなどの提案国は、わが国にも賛同の署名を求めました。
  しかし、日本政府は署名せず、世界の期待を裏切りました。人類はいかなる状況においても核兵器を使うべきではない、という文言が受け入れられないとすれ ば、核兵器の使用を状況によっては認めるという姿勢を日本政府は示したことになります。これは二度と、世界の誰にも被爆の経験をさせないという、被爆国と しての原点に反します。
 インドとの原子力協定交渉の再開についても同じです。
 NPTに加盟せず核保有したインドへの原子力協力は、核兵器保有国をこれ以上増やさないためのルールを定めたNPTを形骸化することになります。NPTを脱退して核保有をめざす北朝鮮などの動きを正当化する口実を与え、朝鮮半島の非核化の妨げにもなります。
 日本政府には、被爆国としての原点に返ることを求めます。
  非核三原則の法制化への取り組み、北東アジア非核兵器地帯検討の呼びかけなど、被爆国としてのリーダーシップを具体的な行動に移すことを求めます。

 核兵器保有国には、NPTの中で核軍縮への誠実な努力義務が課されています。これは世界に対する約束です。
  2009年4月、アメリカのオバマ大統領はプラハで「核兵器のない世界」を目指す決意を示しました。今年6月にはベルリンで、「核兵器が存在する限り、私 たちは真に安全ではない」と述べ、さらなる核軍縮に取り組むことを明らかにしました。被爆地はオバマ大統領の姿勢を支持します。
 しかし、世界に は今も1万7千発以上の核弾頭が存在し、その90%以上がアメリカとロシアのものです。オバマ大統領、プーチン大統領、もっと早く、もっと大胆に核弾頭の 削減に取り組んでください。「核兵器のない世界」を遠い夢とするのではなく、人間が早急に解決すべき課題として、核兵器の廃絶に取り組み、世界との約束を 果たすべきです。

 核兵器のない世界の実現を、国のリーダーだけにまかせるのではなく、市民社会を構成する私たち一人ひとりにもできることがあります。
  「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにする」という日本国憲法前文には、平和を希求するという日本国民の固い決意がこめられていま す。かつて戦争が多くの人の命を奪い、心と体を深く傷つけた事実を、戦争がもたらした数々のむごい光景を、決して忘れない、決して繰り返さない、という平 和希求の原点を忘れないためには、戦争体験、被爆体験を語り継ぐことが不可欠です。
 若い世代の皆さん、被爆者の声を聞いたことがありますか。「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ、ノーモア・ウォー、ノーモア・ヒバクシャ」と叫ぶ声を。
 あなた方は被爆者の声を直接聞くことができる最後の世代です。68年前、原子雲の下で何があったのか。なぜ被爆者は未来のために身 を削りながら核兵器廃絶を訴え続けるのか。被爆者の声に耳を傾けてみてください。そして、あなたが住む世界、あなたの子どもたちが生きる未来に核兵器が存 在していいのか。考えてみてください。互いに話し合ってみてください。あなたたちこそが未来なのです。
 地域の市民としてできることもあります。わが国では自治体の90%近くが非核宣言をしています。非核宣言は、核兵器の犠牲者になる ことを拒み、平和を求める市民の決意を示すものです。宣言をした自治体でつくる日本非核宣言自治体協議会は今月、設立30周年を迎えました。皆さんが宣言 を行動に移そうとするときは、協議会も、被爆地も、仲間として力をお貸しします。
 長崎では、今年11月、「第5回核兵器廃絶-地球市民集会ナガサキ」を開催します。市民の力で、核兵器廃絶を被爆地から世界へ発信します。

 東京電力福島第一原子力発電所の事故は、未だ収束せず、放射能の被害は拡大しています。多くの方々が平穏な日々を突然奪われたうえ、将来の見通しが立たない暮らしを強いられています。長崎は、福島の一日も早い復興を願い、応援していきます。
 先月、核兵器廃絶を訴え、被爆者援護の充実に力を尽くしてきた山口仙二さんが亡くなられました。被爆者はいよいよ少なくなり、平均年齢は78歳を超えました。高齢化する被爆者の援護の充実をあらためて求めます。
 原子爆弾により亡くなられた方々に心から哀悼の意を捧げ、広島市と協力して核兵器のない世界の実現に努力し続けることをここに宣言します。

2013年(平成25年)8月9日
長崎市長 田上 富久
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平 和 宣 言
「あ の日」から68年目の朝が巡ってきました。1945年8月6日午前8時15分、一発の原子爆弾によりその全てを消し去られた家族がいます。「無事、男の子 を出産して、家族みんなで祝っているちょうどその時、原爆が炸裂(さくれつ)。無情にも喜びと希望が、新しい『生命(いのち)』とともに一瞬にして消え 去ってしまいました」 幼くして家族を奪われ、辛うじて生き延びた原爆孤児がいます。苦難と孤独、病に耐えながら生き、生涯を通じ家族を持てず、孤老と なった被爆者。「生きていてよかったと思うことは一度もなかった」と長年にわたる塗炭の苦しみを振り返り、深い傷跡は今も消えることはありません。

  生後8か月で被爆し、差別や偏見に苦しめられた女性もいます。その女性は結婚はしたものの1か月後、被爆者健康手帳を持っていることを知った途端、優し かった義母に「『あんたー、被爆しとるんねー、被爆した嫁はいらん、すぐ出て行けー』と離婚させられました」。放射線の恐怖は、時に、人間の醜さや残忍さ を引き出し、謂(いわ)れのない風評によって、結婚や就職、出産という人生の節目節目で、多くの被爆者を苦しめてきました。

 無差別に罪もない多くの市民の命を奪い、人々の人生をも一変させ、また、終生にわたり心身を苛(さいな)み続ける原爆は、非人道兵器の極みであり「絶対悪」です。原爆の地獄を知る被爆者は、その「絶対悪」に挑んできています。

  辛(つら)く厳しい境遇の中で、被爆者は、怒りや憎しみ、悲しみなど様々な感情と葛藤し続けてきました。後障害に苦しみ、「健康が欲しい。人並みの健康を 下さい」と何度も涙する中で、自らが悲惨な体験をしたからこそ、ほかの誰も「私のような残酷な目にあわせてはならない」と考えるようになってきました。被 爆当時14歳の男性は訴えます。「地球を愛し、人々を愛する気持ちを世界の人々が共有するならば戦争を避けることは決して夢ではない」 被爆者は平均年齢 が78歳を超えた今も、平和への思いを訴え続け、世界の人々が、その思いを共有し、進むべき道を正しく選択するよう願っています。私たちは苦しみや悲しみ を乗り越えてきた多くの被爆者の願いに応え、核兵器廃絶に取り組むための原動力とならねばなりません。

 そのために、広島市は、平和市長会議を構成する5700を超える加盟都市とともに、国連や志を同じくするNGOなどと連携して、2020年までの核兵器廃絶をめざし、核兵器禁止条約の早期実現に全力を尽くします。

  世界の為政者の皆さん、いつまで、疑心暗鬼に陥っているのですか。威嚇によって国の安全を守り続けることができると思っているのですか。広島を訪れ、被爆 者の思いに接し、過去にとらわれず人類の未来を見据えて、信頼と対話に基づく安全保障体制への転換を決断すべきではないですか。ヒロシマは、日本国憲法が 掲げる崇高な平和主義を体現する地であると同時に、人類の進むべき道を示す地でもあります。また、北東アジアの平和と安定を考えるとき、北朝鮮の非核化と 北東アジアにおける非核兵器地帯の創設に向けた関係国の更なる努力が不可欠です。

  今、核兵器の非人道性を踏まえ、その廃絶を訴える国が着実に増加してきています。また、米国のオバマ大統領は核兵器の追加削減交渉をロシアに呼び掛け、核 軍縮の決意を表明しました。そうした中、日本政府が進めているインドとの原子力協定交渉は、良好な経済関係の構築に役立つとしても、核兵器を廃絶する上で は障害となりかねません。ヒロシマは、日本政府が核兵器廃絶をめざす国々との連携を強化することを求めます。そして、来年春に広島で開催される「軍縮・不 拡散イニシアティブ」外相会合においては、NPT体制の堅持・強化を先導する役割を果たしていただきたい。また、国内外の被爆者の高齢化は着実に進んでい ます。被爆者や黒い雨体験者の実態に応じた支援策の充実や「黒い雨降雨地域」の拡大を引き続き要請します。

  この夏も、東日本では大震災や原発事故の影響に苦しみながら故郷の再生に向けた懸命な努力が続いています。復興の困難を知る広島市民は被災者の皆さんの思 いに寄り添い、応援し続けます。そして、日本政府が国民の暮らしと安全を最優先にした責任あるエネルギー政策を早期に構築し、実行することを強く求めま す。

 私たちは、改めてここに68年間の先人の努力に思いを致し、「絶対悪」である核兵器の廃絶と平和な世界の実現に向け力を尽くすことを誓い、原爆犠牲者の御霊に心から哀悼の誠を捧げます。
2013年8月6日広島市長 松井一実  

どのように対処するのが一番良いのか中々難しい問題ですね。それにしても、中米の小さな国で中々先進的な議論が進んでいると思います。皆さんは如何お考えになりますか?

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コスタリカ、国立動物園を廃止 「檻不要」の保護政策で

2013.08.08 Thu posted at 18:09 JST

 

マヌエル・アントニオ国立公園に生息する野生の猿

 

熱帯の大自然を満喫! 中米コスタリカの温泉リゾート

 

「ここは天国」、夢の楽園で永遠の「休暇」生活 コスタリカ

(CNN) 中米のコスタリカ政府は8日までに、動物保護を理由に国内に2カ所ある国立動物園を来年閉鎖する計画を明らかにした。

計画によると、首都サンホセにあるシモン・ボリバル動物園は植物園として生まれ変わる。同園には現在、数百匹・頭の動物が飼育されている。同市西部にあるサンタ・アナ動物保護センターは公園に改修される。

地元のCNN系列局によると、これら2カ所で飼われる動物は野生に戻すか、自然保護区に預ける予定。

コスタリカは生物の多様性を尊重する国として有名で、10年以上前には芸を見せる動物がいるサーカスの公演を禁止。スポーツの狩猟も認めていない。

国 立動物園廃止を発表したレネ・カストロ環境相は、同国は今後、檻(おり)を不要とする新たな動物保護政策を進めると宣言。地元紙ナシオンに対し、愛情を 持って大事に育てていたオウムが仲間の群れが近くを飛ぶのを見て去っていた子ども時代の思い出も披露し、今回の政策への理解を求めた。

 

山に囲まれた丘陵地帯にある首都サンホセ

 

熱帯の大自然を満喫! 中米コスタリカの温泉リゾート

 

「ここは天国」、夢の楽園で永遠の「休暇」生活 コスタリカ

同国の環境保護主義者は老朽化した檻や非衛生的な飼育条件などを理由に動物園に批判を加えてきた。動物園の動物を巡っては法廷論争にも発展している。

ただ、動物園関係者は環境保護主義者に反論し、動物を野生に戻したり、保護センターにあずけたりすることに反対ししている。ナシオン紙の取材に、負傷している動物もおり、治療しても飛べなかったり視力が弱っていたりする個体もいるとの獣医の言い分も紹介している。

この獣医は、自然の本能を既に喪失している動物もおり、飼育の中でこそ生き続けなければならない個体もいると主張している。

ま た、シモン・ボリバル動物園を閉鎖するには運営団体と交わした契約条件を変更する法律的な課題もある。契約では団体の運営は2024年まで認められてい る。契約延長の廃棄には特定の期間内での通知が必要だが、同国政府は昨年8月10日の期限日までにその意思を示していなかったという。

例え、長く険しい道であっても、核兵器根絶に向けて着実に努力をしてゆくのが人類の努めでしょうね。

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「核なき世界」への長く険しい道

http://seiji.yahoo.co.jp/close_up/1349/ 

http://seiji.yahoo.co.jp/close_up/1350/

 

 最終更新日:201386

86日と89日の原爆忌を機に、世界の核開発の現状や、核廃絶への課題、被爆者の訴えや平和活動などを2回にわたりお伝えします。前編では、「核なき世界」実現への長く険しい道のりを見ていきます。

世界に広がる核兵器

核保有国と核弾頭数

 

 

「核なき世界」は実現できるのか

核削減を提唱したオバマ大統領だが

 

就 任直後の2009年4月、プラハ演説で言及した「核兵器なき世界」の実現に向け、残り任期3年半でも重要戦略の一環として前進を目指す意思表示といえる。 ただ、北朝鮮やイランの核の脅威が深刻化する中、保守派層は核兵器ゼロを「理想論」と切り捨てている。ロシア側の協力も不透明で、交渉には多難な前途が待 ち受ける。

小泉悠(軍事アナリスト)

冷戦終結によって不要となった大量の核兵器をある程度削減してみせることで他の諸国にも核放棄や不拡散を呼びかける論理的な根拠を確保し、形骸化したNPT(核不拡散条約)を再活性化したい、というのが「核なき世界」論の最終的な目標と言える。したがって、ここでいう「核なき」は「世界(核大国を除く)」に掛かっているのであって、米国自身が最終的に核兵器を放棄しようという話ではない。

菅原出(国際政治アナリスト)

どうやらオバマ政権は長期的な中国への備えを犠牲にするという戦略的な過ちを犯そうとしているようである。ケリー長官が、この北朝鮮問題を通じて、「米中協力のモデルを構築したい」と述べていることも見逃せない。

そうですね。このミッションは日本にだけ出来る活動ですものね。

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米修道女「日本は核廃絶主導を」 「平和主義」も貫け

 

2013851643

 【ニューヨーク共同】昨年夏、広島原爆用の高濃縮ウランを製造した米核施設に侵入し、反戦平和を訴えるなどして有罪評決を受けた修道女ミーガン・ライス被 告(83)が5日までに共同通信の書面インタビューに応じ、核兵器廃絶に向け、主導的役割を果たすよう日本に期待を示した。

 

 安倍政権下の日本は沖縄県・尖閣諸島や歴史認識をめぐり中国や韓国と対立、集団的自衛権の行使容認や憲法改正に向けた取り組みを進めている。ライス修道女は「(日本は)これからも平和主義を貫き、対話による紛争解決の道を追求」するよう促した。

おめでとうございます。

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前人未到のパドルボードでのフロリダ海峡横断、米男性が達成

AFP=時事 83()1252分配信

 

AFP=時事

AFP=時事】キューバ・ハバナ(Havana)と米フロリダ(Florida)の間に横たわるフロリダ海峡(Straits of Florida)をパドルボードで横断する世界初の試みに挑戦した米国人のベンジャミン・フライバーグ(Benjamin Friberg)さん(35)が2日、目的地のフロリダ州キーウエスト(Key West)に到着した。

出発時の様子

並走した双胴船と共に、出発から28時間をかけて海峡を横断したフライバーグさんはAFPの電話取材に対し、非常に疲れた様子で「眠って、食事をして、家族に電話をかけたい」と話した。

テネシー(Tennessee)州チャタヌーガ(Chattannooga)出身のスムーズジャズ・ミュージシャンで、「エクストリームスポーツ」が大好きだというフライバーグさんは出発時、およそ170キロ離れた目的地までを20時間で横断したいと抱負を語っていた。

写真は、目的地のフロリダ州キーウエストに到着したフライバーグさん(201382日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

皆さん、この事故のことまだご記憶に有りますか? 救出された33人に関わる図書は中南米協働隊の文庫にも有ります。

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落盤事故の鉱山、売却へ=チリ

 【サンパウロ時事】2010年の落盤事故で作業員33人が地下約700メートルに閉じ込められ、「奇跡の救出劇」の舞台となったチリ北部のサンホセ鉱山が売却されることになった。地元紙メルクリオが4日、伝えた。
 同鉱山には金や銅が埋蔵されているが、運営するサンエステバン社は事故後、経営が破綻した。

蒸し暑さや「過去に経験したことの無い様な」局地ゲリラ豪雨を体験中の日本ではありますが、南半球の伯国では、記録的な寒波に見舞われている様です。何か地球環境に完全に異常な状況が発生している様で全地球規模の課題として真剣に取り組む必要がありますね。

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記録的寒波で7人死亡=ブラジル

 【サンパウロ時事】ブラジル南部から南東部を記録的な寒波が襲い、最大都市サンパウロでは21日からの1週間で少なくとも路上生活者7人が死亡した。29日までに有力紙エスタド・デ・サンパウロが報じた。

 サンパウロ市では24日、最高気温が8.4度と1961年の観測開始以来、最も低い数字を記録。同日の最低気温は5.2度だった。市当局は、路上生活者約1万1000人を63カ所の臨時施設などに収容し、寒波対策に当たった。

 南部のパラナ、サンタカタリナ、リオグランデドスル各州では、22日から25日にかけて、降雪も確認された。ブラジルの国立気象観測所は「寒波はしばらく続く」としている。

何やら楽しそうな催し物で良いですね。

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中南米のピエロが一堂に、グアテマラで恒例のパレード

2013 07 24 17:58 JST

 

[グアテマラ市 23日 ロイター] - 中米グアテマラのグアテマラ市で23日、中南米のピエロが一堂に会する第5回クラウン会議が始まり、パレードが行われた。

メキシコなどから集まったピエロの中には、警官や兵士の制服姿で登場したピエロも見られ、本物の警官と会話を交わす場面もあった。

恐らく国連専門家のご指摘通りなのでしょうね。

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「人権と開発支援」政策明示を=国連専門家、日本に注文

時事通信 722()2044分配信

 【ジュネーブ時事】国連人権理事会が設置した対外債務と人権に関する専門家セファス・ルミナ氏は22日、訪日調査を終えて中間報告を発表した。日本政府の開発途上国支援に際し、人権擁護の姿勢を明確に打ち出すため、「政策綱領」をまとめるべきだと勧告した。
 ルミナ氏は「平等性、無差別、参画、権限移譲、説明と責任に重点を置いた手法が、日本の開発支援の持続性、効果を高める」と指摘。米国や英国など主要援助国が採用している開発援助と人権に関する指針を導入する必要性を訴えた。 

毎年、8500キロとはずいぶんな長旅ですね。大きな体で約50年間も続けるとは相当な生命力です。

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ザトウクジラの豪快なジャンプ、ウランバ・バイア・マラガ自然公園

南米コロンビアのウランバ・バイア・マラガ自然公園(Uramba Bahia Malaga Natural Park)内の太平洋(Pacific Ocean)でジャンプするザトウクジラ(2013716日撮影)。(c)AFP/Luis ROBAYO

717AFP】南米コロンビアのウランバ・バイア・マラガ自然公園(Uramba Bahia Malaga Natural Park)内の太平洋(Pacific Ocean)でジャンプするザトウクジラ。

 ザトウクジラは毎年、出産と育児のため、南極半島(Antarctic Peninsula)からコロンビアの太平洋岸までおよそ8500キロメートルを回遊する。寿命は50年ほどで、体長は18メートルに達する。(c)AFP

95歳のお誕生日、おめでとうございます。

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マンデラ氏、病床で95歳に 容体改善「著しい」

2013.7.18 08:14

 

マンデラ元大統領の像の前で写真を撮る人たち=17日、南アフリカ・ヨハネスブルク近郊(共同)

 6月から1カ月以上入院している南アフリカのノーベル平和賞受賞者、ネルソン・マンデラ元大統領が18日、95歳の誕生日を病床で迎えた。娘のジンジさんは17日、英スカイニューズ・テレビに対し、マンデラ氏の容体は「著しい」改善を見せていると述べ、早期退院に期待を示した。

 ジンジさんが16日に入院先の首都プレトリアの病院を訪れると、マンデラ氏は「ヘッドホンを着けてテレビを見ており、笑顔を浮かべた。目や手の動きで意思疎通している」という。

 ジンジさんは、マンデラ氏には「活力と体力」があるとも語った。

 南ア大統領府は、マンデラ氏の容体は重篤だが安定し、治療に反応していると説明。人工呼吸器が使われているといわれている。

 国連は2009年、マンデラ氏の業績をたたえるため7月18日を「ネルソン・マンデラの日」と定めた。マンデラ氏が公共のために奉仕した67年の歳月にちなみ、67分間をボランティア活動などに充てるよう呼び掛けている。(共同)

パキスタンの15歳の少女、マララ・ユスフザイさんが女子教育に反対するテロ組織・タリバンに銃撃され一時、重体に陥ったニュースはご存じの方もおられると思いますが、7月12日国連でスピーチを行い、彼女の誕生日でもある同日が「マララデー」となったようです。国連によれば、強制結婚などで教育をうける権利を奪われている少女は世界で3200万人にも上っています。以下は彼女の国連でのスピーチの記事です。英語でのスピーチ、本当に感動しました。恐怖におびえるテロリストたちに頭を打たれたものの、そこから強さ、力、勇気が生まれた、と世界のすべての子供達の教育を訴えるスピーチです。

スピーチ内容:

「マララ・デー」は、私のための日ではありません。自分たちの権利のために声を上げたすべての女性たち、すべての少年少女たちのための日です。
何千人もの人権活動家、そしてソーシャルワーカーたちがいます。彼らは人権について語るだけでなく、教育、平和、そして平等という目標を達成するために闘っています。何千人もの人々がテロリストに命を奪われ、何百万人もの人々が傷つけられました。私もその1人です。
そして今、私はここに立っています。私は一人の少女に過ぎません。
私は訴えます。自分自身のためではありません。すべての少年少女のためにです。
私は声を上げます。といっても、声高に叫ぶ私の声を届けるためではありません。声が聞こえてこない「声なき人々」のためにです。それは、さまざまな 権利のために闘ってきた人々です。安心して暮らせる権利、尊厳をもって扱われる権利、機会平等の権利、教育を受ける権利などです。
2012年10月9日、タリバンは私の頭部の左側を撃ち抜きました。私の友人も銃撃しました。彼らは銃弾で私たちを黙らせようとしました。テロリ ストたちは私たちの目的を変えさせ、私たちの大きな志を阻止しようと思ったのでしょう。しかし、私の人生は何一つ変わっていません。ある部分を除いて、で す。私の中で弱気、恐怖、絶望は死にました。強さ、力、勇気が生まれたのです。私はこれまでと変わらず「マララ」のままです。そして、私の志もまったく変 わりません。私の希望も、夢もまったく変わっていないのです。
私たちはすべての子どもたちの明るい未来のために、学校と教育を求めます。私たちは、「平和」と「すべての人に教育を」という目的地に到達するため の旅を続けます。誰にも私たちを止めることはできません。私たちは自分たちの権利のために声を上げ、私たちの声を通じて変化をもたらします。自分たちの言 葉の力を、強さを信じようじゃありませんか。私たちの言葉は世界を変えられるのです。
無学、貧困、そしてテロリズムと闘いましょう。本を手に取り、ペンを握りましょう。それが私たちにとってもっとも強力な武器なのです。
1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペンでも世界を変えられます。教育こそがただ一つの解決策です。教育が第一なのです
。ありがとうございました。」

以下のサイトに詳細があります。
 

これら2カ国が真摯に国際社会にコミットし、具体的削減目標も定めた形の計画の策定に参画し、署名し、批准しないことには、結局は絵に描いた餅で終わるので、今回こそ実のある成果を期待したいものです。

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米中対話 温暖化対策で協力へ

7112150

アメリカと中国が両国の幅広い課題について話し合う戦略経済対話で、両国は、自動車の排気ガス削減や温室効果ガスを測定する能力の向上など地球温暖化対策で協力していくことで合意し、米中が地球規模の課題で協調していく姿勢をアピールした形です。

米中両国が安全保障や経済などの幅広い課題を話し合う戦略経済対話は10日、2日間の日程でワシントンで始まりました。
こ のうち、地球温暖化対策を話し合う作業部会では、大型自動車の排気ガスの削減、温室効果ガスの測定能力の向上、ITを活用した効率的な電力網の整備など5 つの分野の温暖化対策で協力していくことで合意し、今後両国は合意に基づいて作業部会で具体的な行動計画を策定するとしています。
また、対話に参加している中国のエネルギー政策を統括する国家発展改革委員会の解振華副主任は「両国は、2015年までに温暖化対策で国際的な新しい取り決めを目指す」と述べました。
アメリカと中国の間には、サイバー攻撃の問題や北朝鮮の核問題などで立場の違いがありますが、地球規模の課題である温暖化対策で、まずは米中両国が協調して取り組んでいく姿勢を国際社会にアピールした形です。

中南米には葉タバコ産業が盛んな国もあるので、複雑な気持ちではありますが、やはり人類が健康で幸せな生活が送れる事の方を応援したいと思います。

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喫煙による年間の死者は600万人、WHO

都内の喫煙エリアでたばこを吸う人たち(2013531日撮影、資料写真)。(c)AFP/Toru YAMANAKA

711AFP】世界保健機関(WHO)は10日、喫煙による年間死者数が600万人に上り、この傾向が続けば、2030年には年間死者数が800万人に達するとの見通しを発表した。

 WHOのマーガレット・チャン(Margaret Chan)事務局長は10日、パナマで開かれた会議で、「たばこの広告や販売促進活動を一丸となって規制しなければ、かつてないほど積極的なたばこ業界によって、青年や若い成人の喫煙意欲がかきたてられ続けるだろう」と述べた。

 WHOによると、死亡した600万人のうち500万人は喫煙者または喫煙経験者で、60万人は受動喫煙者だった。

 20世紀の喫煙による死者数は1億人に上るとされる。抜本的な改革をしなければ、今世紀の喫煙による死者数は10億人に上るとWHOを警告している。

 一方、報告によると、92か国の23億人が何らかの喫煙規制による恩恵を受けており、この数値は5年前から2倍以上に増えた。(c)AFP

この現象も地球温暖化の一環とすれば、やはり我々一人ひとりの生活を振り返り、環境問題を日頃から意識する生活態度に改めねば、今後とも高温傾向は継続して行ってしまう事でしょう。出来る事から、何でもやる様にしましょう。

 

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<猛暑>2010年並みか 暑さ休みなく

 

毎日新聞 711()1134分配信

 

  日本列島は11日も朝からぐんぐん気温が上がり、厳しい暑さに見舞われた。午前11時40分までに静岡県川根本町で36・7度を観測するなど、関東、東海 地方を中心に35度以上の猛暑日となるところが相次いだ。東京都心では午後0時半までに34・5度を観測。猛暑日になれば、5日連続でデータが残る1876年以降では新記録となる。統計開始(1898年)以来最も暑い夏とされるのは「異常気象」とも称された2010年。今年は匹敵するような暑さになるのか。

【熱中症予防】気を付ける項目はこちら

  気象庁によると、気温が高いのは▽浜松市36.6度▽三重県松阪市36.3度▽愛知県新城市36.2度--など。浜松市では中学校で持久走をしていた生徒 16人が体調不良を訴え病院に運ばれた他、東京消防庁によると午前10時までに20~90代の12人が熱中症で搬送された。

 日中の予想最高気温は甲府市38度▽埼玉県熊谷市、名古屋市、京都市37度などで、東日本から西日本の広い範囲で猛烈な暑さとなりそうだ。

 気象庁気候情報課によると、7月上旬の平均気温(速報値)は平年より北日本で3.4度、東日本で2.2度高く、いずれも1961年の統計開始以来最高だ。しかし、一言で暑い夏といっても1カ月だけが高温の年や梅雨期間中が暑い年などさまざまなタイプがあるという。

 例えば、8月だけ高温だったのが2007年。埼玉県熊谷市、岐阜県多治見市の2地点で国内の観測史上最高気温の40.9度を記録したのを含め、最高気温ランキングのトップ10中四つをこの年の8月が占める。しかし7月が低温だったこともあり、夏全体としては平年並みだった。

 一方、2010年は ランキングに残るような顕著な高温はなかったが、かなりの高温が6~8月を通して継続した。日本を含む北半球中緯度全体の気温が高かった上、気象庁が大気 に関するデータを解析し始めた79年以降で最も勢力が強い太平洋高気圧に日本列島が覆われたことなどが暑さが休みなく持続した理由だという。

  今夏については、6月下旬に平年より低い時期があったが、これまでは平年より高い状態が続いているといえそうだ。気象庁気候情報課は「日本の夏の暑さなど に影響する赤道域の海面水温の高い場所、低い場所の位置関係は3年前に似ている。日本付近を暑くする気圧配置を生みやすい」と説明する。ただ、3年前より は北半球中緯度全体の気温は低いと予想されており、「夏を通して暑さが継続するのは似るかもしれないが、2010年ほどにはならないとみている」としてい る。

500ページに及ぶ本図書に私は本日(2013-07-10)より挑戦します。

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長辻象平 ノルウェーの森から

2013.7.10 07:24

 

ヨルゲン・ランダースさん (長辻象平撮影)

40年先を描いた『2052』

 『成長の限界』をご存じだろうか。米国や欧州諸国の暮らしが高度成長で豊かになり、日本もその後を追い始めていた1972年に出版され、世界に衝撃を与えた報告書だ。

 シンクタンクのローマクラブによるこの未来分析は、やがて人類社会がエネルギーや資源、環境問題で壁に行き当たることなどを予告する内容だった。

 それから40年後の現在、地球は、温暖化による気候変動のただ中にある。

 今、世界で話題の『2052』は、『成長の限界』の執筆者の一人が、これから40年先の世界を展望した大作だ。日本版出版で、著者のヨルゲン・ランダースさんが来日した。

                  ■

 『成長の限界』の予測でコンピューターシミュレーションを担当した当時のランダースさんは、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の若手研究者だった。母国のオスロ大学では固体物理学を学んでいた。

 現在は、BIノルウェービジネススクールの教授で68歳。その彼と東京都内で会った。

 『2052』では、40年先までの世界の「人口と消費」「エネルギーとCO2事情」「食料事情」などについての予測と考察がなされている。

 気候変動も関心事だ。北緯60度に首都オスロが位置するノルウェーでも気温の上昇が続いている。

「オ スロでは、冬の半分が失われた」と、ランダースさんは語りだした。粉雪が深々と積もる冬は1986年で終わった。その後の四半世紀で、オスロの冬の平均気 温は2度上がり、11月半ばから3月半ばまで続いていた冬が、半分に縮まった。自然が好きなので、森に出かけることが多いそうだ。

                  ■

 産経新聞での連載(2008年1月~09年9月)をまとめた『生きもの異変』を手渡すと身を乗り出した。温暖化が日本列島の動植物に与えている影響を各地で取材したリポートだ。

 「日本とノルウェーは、南北に長い国で、海の影響で気候が緩和されていることでも共通性がある」とうなずいた。

 北欧でも動植物の北進が起きているそうだ。

 「1960年までノルウェーにイノシシはいなかったが、今では南部に入ってきている。また、かつてはいなかった種類の鹿も南部でたくさん増えていて、森の生態も大きく変わってしまった」

 ノルウェーの温暖化前線は、1年に5キロの速度で北上中だ。今のオスロの気温は、10年前だと50キロ南、20年前だと100キロ南の地方の気温だったのだ。

 一方で、温暖化によるプラス効果も生じている。

 「気温の上昇に加え、二酸化炭素濃度の増加で、農業生産は増え、樹木の生育も促進されています」。「ニュー・ノース」の時代だが、マイナス影響も無視できない。気象の極端化が進み、洪水や強風による農林業の被害も増えているという。

『2052』では、地球人口のピークを81億人と予測している。時期は2040年代の初期で、それ以降は減っていく。減少に転じる理由は、食料不足でも環境悪化でも感染症でもなくて、世界の人々が都市に暮らすようになる結果だ。

 エネルギーに関する予測は、原子力が縮小し、太陽光をはじめとする再生可能エネルギーが拡大するという見通しだ。

 原子炉の数は、今より3分の1ほど減って300基ほどになり、その大半が中国と新興国に集中するとみる。

 気温は今より高くなり、気候変動の連鎖反応が始まる危機が迫る。その破局を避ける手段としては、CCS(二酸化炭素の回収・貯留技術)を備えた発電所でバイオ燃料を燃やす方策が提案されている。

 食料については、2052年まで生産が増え続けるとの立場だ。遺伝子組み換え作物(GMO)を使えば乾燥地帯での農業が可能になる。食肉も牛肉(レッドミート)から鶏肉(ホワイトミート)への切り替えで飼料の問題が解決できる。

                  ■

 ところで40年後の世界で覇権を握る国はどこだろう。『2052』の予測では「中国」だ。米国は余裕のある2番手へと後退し、先進工業諸国は「グロークライン」に向かうという。

 全体的に衰退(デクライン)が進みながらも、1人当たりの消費は成長(グロース)傾向を示す状況がグロークライン。

 日本はその先端に位置するとされる。人口減に伴う新たな静的成長段階への移行らしい。

某アジアの仏教国でも僧侶の華美な生活ぶりが問題となって報道されていますね。本記事の下線部は、本当に法王が仰るとおりですね。

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世界の雑記帳:ローマ法王が聖職者に倹約求める、「もっと質素な車を」

20130708日 1001

 

7月6日、ローマ法王フランシスコは世界中から集まったカトリックの若い司祭らに対し、「質素倹約」を心掛けるよう求めた(2013年 ロイター/Tony Gentile

 [バチカン市 6日 ロイター] - ローマ法王フランシスコは6日、世界中から集まったカトリックの若い司祭らに対し、「質素倹約」を心掛けるよう求めた。

 法王は「司祭や修道女が最新モデルの車に乗っているのを見ると、胸が痛くなる。車は仕事に必要だが、もっと質素なものを選びなさい」と述べ、「もし高級車が欲しくなったら、世界中でどれだけ多くの子どもが餓死しているか考えてみてほしい」と戒めた。

 また法王は、最新のスマートフォンやアクセサリーを持つことは幸福に至る道ではないとも語った。

 ANSA通信によると、法王がバチカン市内の移動に使用している車は米フォードの小型車だという。

他のニュースに隠れてあまり報道での露出度は高くないのですが、重要で意義の大きい会議であり、サンゴ保護の重要性を改めて認識させられます。

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温暖化とサンゴ礁保全国際会議「早急な対策を」

 沖縄科学技術大学院大学(沖縄県恩納村)で開かれていた地球温暖化とサンゴ礁保全についての国際会議(環境省、沖縄県主催)は2日目の30日、「島嶼(とうしょ)国では既に温暖化やサンゴ礁への影響が顕在化しており、早急に対策を講じる必要がある」との総括文書を取りまとめ、閉幕した。

 文書では、地球上のサンゴは、海水温の上昇でサンゴが大量死する「白化現象」や、二酸化炭素が海水に溶け込む海洋酸性化によって衰退傾向にあると指摘。サンゴ礁保全を推進するためには、国際的な研究拠点が必要としている。

 会議には、インド洋・モルディブや西太平洋・パラオなど14か国の政府関係者や研究者らが参加。30日には、サンゴ礁保全や島嶼国の温暖化対策など4つの分科会が開催された。

彼女のいつもながらの勇気ある行動と下記記事の特に下線部分に共感します。

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紛争地の性暴力「恥ずべき現実」 アンジー、国連で訴え

国連安全保障理事会の会合で24日、紛争下のレイプ被害の根絶を訴えるアンジェリーナ・ジョリーさん=ロイター

 

 【ニューヨーク=春日芳晃国連難民高等弁務官事務所UNHCR)特使の女優アンジェリーナ・ジョリーさんが24日、紛争下の性暴力防止を協議する国連安全保障理事会の会合に出席し、レイプ被害の根絶を安保理の優先課題として取り組むよう訴えた。

 ジョリーさんは、UNHCR特使として紛争地などを訪問する中で、アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)で5歳女児、ヨルダンではシリア難民女性のレイプ被害者に出会ったと語り、レイプは「戦争の道具」として家族や共同体を破壊するために使われており、「悲惨で恥ずべき現実だ」と非難した。

 そのうえで、安保理をはじめとする国際社会はレイプ被害の深刻さをしっかり認識すべきだと呼びかけ、「こうした犯罪は紛争中に起こっても仕方ないから起こるのではなく、国際社会が容認しているから起こる安保理が優先課題に掲げれば改善を望めるはずで、そうしない限り悲劇は止まらない」と力説した。

この記事に登場する3カ国が中心になって本気で取り組んで貰えるきっかけになることを切望します。

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オバマ大統領が温暖化対策計画

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アメリカのオバマ大統領は、国内のすべての火力発電所で二酸化炭素の排出基準を定めることなど、新たな温暖化対策の行動計画を発表し、2期目の任期の重点課題に掲げる温暖化対策に一層力を入れる姿勢を強調しました。

オバマ大統領は25日、ワシントン市内の大学で演説し、新たな温暖化対策の行動計画を発表しました。
この中で、オバマ大統領は「地球は温暖化が進行しており、手遅れになる前に行動する勇気が求められている」としたうえで、「発電所は無制限に二酸化炭素を排出し続けている」と述べ、温暖化対策に一層力を入れる姿勢を強調しました。
具体的には、すべての火力発電所を対象に二酸化炭素の排出基準を定めるとともに、2020年までに風力や太陽光による発電を600万世帯以上に普及させ、さらに、中国やインドなどの新興国と協力して、温暖化対策を巡る国際的な協力をリードしていくなどとしています。
オ バマ大統領は、1期目の任期中、公約に掲げた温暖化対策で具体的な成果を示すことができませんでしたが、2期目の任期でも温暖化対策を、銃規制の強化や移 民制度改革と並ぶ重点課題としており、今回の行動計画の発表は、温暖化対策の取り組みに向けた意気込みを示したものと言えます。

後、87年と言ってはいられない喫緊の課題ですね。一人ひとりの問題です。

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温暖化で大洪水、被害最大で1億人…東大チーム          

 地球温暖化が今世紀末まで進むと、豪雨や長雨によって大洪水が起きる危険性がアジアやアフリカ、南米で高まり、最大で1億人の被害者が出るという試算を、平林由希子・東京大准教授(河川工学)らのチームがまとめた。

 科学誌ネイチャー・クライメート・チェンジ電子版に発表した。

  全世界の平均気温が2100年に最大で約3・5度上がるという国連組織の推計を基に、コンピューターで計算した。それによると、約1700人が死亡した 2010年のパキスタン大洪水のような「100年に1回」規模の洪水が起きる可能性が、メコン川やナイル川の源流などで倍以上に増えるという結果が出た。

 これらの地域は人口の大幅な増加が見込まれ、最大で1億人が河川の氾濫に見舞われるという予測になった。

いかなる状況でも、犬を放り投げてはいけませんね。犬にけががなかったようで、何よりでした。

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サッカー試合中に犬乱入、選手が放り投げ退場処分 

2013 06 12 18:42 JST

 [12日 ロイター] - アルゼンチン北部のトゥクマン州で行われたサッカーの試合中、選手がピッチに迷い込んだ犬をフェンスに投げつけるという出来事があった。地元テレビが伝えた。この選手は観客から激しいブーイングを受けた上、審判からもレッドカードを突きつけられ、退場した。

問題を起こしたのは地元リーグに所属するBella VistaのFWホセ・ヒメネス選手。同選手は犬の首を両手でつかむと、フェンスにめがけて放り投げた。犬は弧を描くように宙を舞ったが、ピッチの外に出ることはなく、フェンスに当たって落下した。犬にけがはなかった様子で、すぐに起き上がると再びピッチの中を駆けだした。

これを見ていた観客は激怒し、ヒメネス選手に対しブーイングを浴びせたり、ピッチにゴミを投げつけるなどした。思いがけず観客から「カウンター攻撃」を食らった同選手は、たまらずベンチに逃げ込んだが、相手チームの選手らがBella Vistaのベンチに詰め寄った。

結局、騒ぎを重く見た審判がヒメネス選手にレッドカードを突きつけ、選手は退場。地元テレビによると、事件を受けてチームは同選手との契約を解除したという。


以前にもカナダの女性が繰り返し挑戦されてましたが、中々の難所なのですね。次回成功をお祈りします。

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フロリダ海峡横断泳に挑んだ豪女性、クラゲに刺され挑戦を断念

サメ除けのケージなしでのフロリダ海峡横断泳を目指し、キューバのハバナ(Havana)沖を泳ぐクローイ・マッカーデル(Chloe McCardel)さん(2013612日撮影)。(c)AFP/ADALBERTO ROQUE

613AFP】フロリダ海峡横断泳を目指し、キューバのハバナ(Havana)から米フロリダ(Florida)州キーウェスト(Key West)に向け12日に出発したオーストラリア人のクローイ・マッカーデル(Chloe McCardel)さん(29)が、クラゲに刺されたため、遠泳開始後11時間で挑戦を断念した。支援チームが同日、発表した。

 マッカーデルさんは午前10時(日本時間午後23時)、ハバナのマリーナ・ヘミングウェイ(Marina Hemingway)から全170キロメートルの遠泳を開始。成功すれば、サメ除けのケージなしでフロリダ海峡横断を達成した史上初の人物になるはずだった。

 日光や冷たい海水から身を守るため、体にはオイルを塗布して遠泳に臨んだマッカーデルさんは出発前、60時間前後で泳ぎ切りたいと話していた。

 過去にも多くのスイマーがフロリダ海峡横断に挑戦しているが失敗に終わっており、これまでに成功したのは同じオーストラリア人のスーザン・マロニー(Susan Maroney)さん、ただ1人だ。マロニーさんは1997年に22歳でこの偉業を達成したが、この時にはサメ除けのケージが使われた。(c)AFP

 

現地に出張・旅行した際、何気なく食べてはいましたが、斯様に優れ物とは知りませんでした。更に勉強したいと思います。 

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アンデスの穀物キヌアに世界注目 食料問題の救世主に

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  寒暖の差や乾燥に強く、栄養価に優れる南米アンデス原産の穀物「キヌア」が、世界的な食料問題の救世主になる可能性があるとして期待が高まっている。国連 は今年を「国際キヌア年」に設定、欧米では健康食品として人気だ。原産地のペルーやボリビアでは生産、輸出が増えており、アンデスの貧しい農家に生活向上 の兆しが見え始めている。

 食物繊維やビタミンが多く、栄養バランスの良さで知られるキヌアは、氷点下や酷暑のいずれでも生育が可能で、やせた土壌や雨の少ない地域でも育つ。

 ペルー政府などは品種改良や生産拡大計画を進めている。(アレキパ共同)

 

先般、三浦雄一郎さんが登頂に成功したエベレスト付近での氷河減少のニュース。これまた、地球温暖化が原因ですね。

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 エベレストの氷河縮小
2013年 06月 6日 09:23 JST

 世界最高峰エベレストの氷河の総面積が過去約50年で約14%減少したとの調査結果を、イタリア・ミラノ大などの研究グループがまとめたことが6日分かった。近年の縮小のペースは、1958~75年の平均の6倍近くに加速しており、地球温暖化が原因とみられる。研究グループは「氷河や雪の減少は、アジアの淡水資源や農業などに大きな影響を与える可能性がある」と警告している。
以上

歓迎すべき動きの一つですね。

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2013/06/04 00:00

○武器貿易条約で署名式=国連

 【ニューヨーク時事】通常兵器の国際取引を規制する初の包括的ルールである「武器貿易条約」の署名式が3日、ニューヨークの国連本部で行われた。この日だけで、日本を含む約60カ国による署名が見込まれている。50カ国が批准した後、条約が発効する。

 条約は戦車、小型武器といった通常兵器の輸出入や仲介取引などの取り決めを規定。虐殺、弾圧への使用が予想される兵器の輸出を禁じ、闇市場に武器が流れるのを防ぐ措置を取るよう加盟国に義務付けている。

 条約案は今年4月、国連総会で日本や米国など154カ国の賛成を得て採択された。

 

皆さんは、この現実を如何お考えになりますか? 

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武器貿易条約、67カ国が署名 米ロ中は署名せず 

 

3日、ニューヨークの国連本部で武器貿易条約に署名する日本の天野万利軍縮大使=ベンジャミン・ビランティ撮影

  【ニューヨーク=春日芳晃】通常兵器の国際取引を規制する初の包括ルール、武器貿易条約(ATT)の署名式が3日、ニューヨークの国連本部で開かれ、日本 や欧州諸国など67カ国が署名した。武器輸出の上位3カ国である米国、ロシア、中国はこの日は署名せず、実効性を懸念する声も出ている。

 ATTは署名を経て、50カ国が批准すれば、その90日後に発効する。今回67カ国が署名したことで、関係者は発効の可能性は高いとみている。

  ロシアと中国は、条約が成立した4月の国連総会の採決で棄権した。米国のケリー国務長官はこの日、必要な手続きが終わればすぐ署名するとのコメントを出し た。しかし、条約の批准には米連邦議会上院(100人)の3分の2(67人)の賛成が必要で、政治力のある銃規制反対の圧力団体・全米ライフル協会が強く 反対していることから、見通しは立っていない。

 ATTの対象は、戦車、攻撃ヘリ、銃などの通常兵器。安保理制裁決議の禁輸措置に違反したり、虐殺や戦争犯罪に使われたりするとわかっている場合の輸出入などを禁じ、闇市場への流出を防ぐ措置も義務づけている。

 加盟国は4日以降も署名できる。 

 

スペインのも同様楽しそうなお祭りですが、「お祭り」vs「モッタイナイ」の間で揺れてしまうのは、貧乏性だからでしょうか? 

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コロンビアで恒例のトマト祭り、大地が赤く染まる

2013 06 3 19:05 JST

 

[スタマルチャン(コロンビア) 2日 ロイター] - 南米コロンビアのスタマルチャンで2日、恒例の「トマト祭り」が開催された。

トマトを投げつけ合う「トマティーナ」と呼ばれるこのイベントに、今年も大勢の参加者が集まった。中には水泳用のゴーグルを着用するなどして、激しい戦いに備える人もいた。

トマト祭りはスペインのブニョールで行われるものが有名だが、コロンビアのほかにも南米チリで行われており、それぞれ大勢の観光客らを集めている。

 

 

核兵器の全面削減は、全ての人類の希望ですね。まだまだ紆余曲折はあるでしょうが、関係各国の真摯な努力を期待したい所です。

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核兵器の削減傾向続く 国際平和研

2013.6.3 08:24

  スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は3日、2013年版年鑑を発表した。今年1月現在、世界の核兵器の数は米国とロシアの削減な どで推定約1万7265個で、減少傾向は継続する一方、核保有五大国の中では中国だけが核兵器を増やしていると分析した。

 米ロ中英仏の核保有五大国にインド、パキスタン、イスラエルを加えた8カ国の総計は前年より1700個余り減少。米ロの削減は11年発効の新戦略兵器削減条約(新START)が主な要因としている。

 保有数が最も多いのはロシアで約8500個。米国が約7700個で、フランス(約300個)と中国(約250個)が続く。中国は前年比で約10個増となり五大国で唯一増加した。

 総数は減少傾向にあるが、各国は新型の発射システム開発など核兵器の高度化を進めており、SIPRIは「核兵器放棄への期待を抱かせるような動きはほとんどなかった」と総括している。(共同)

 

中米・カリブ海地域・米国などへの影響が甚大なものにならないことを期待したいですね。 

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大西洋で発生のハリケーン、今年は多めか 大型は3~6個 

2013.05.26 Sun posted at 16:21 JST

 

今年は大西洋でのハリケーンの発生が例年より多くなるとみられている

宇宙から見たハリケーン「サンディ」

オクラホマを襲う竜巻 15年の歴史を2分で

米海洋大気局(NOAA)の気象予報センターは26日までに、大西洋上で今年発生するハリケーンの数は例年より少し多めになるとの予想を発表した。平均以上に暖かくなるとする海面温度が要因。

例年と比べより強力なハリケーンが発生するとも分析した。大西洋でのハリケーンシーズンは6月1日から11月30日まで。

同センターの予測によると、大西洋で生まれ名称が付けられる暴風雨は今年13~20個、ハリケーンは7~11個、大型ハリケーンは3~6個。

通常のシーズンでは、名称付きの暴風雨が12個、ハリケーン6個、大型ハリケーン3個が発生している。

ハリケーンの規模は5段階に分けられているが、大型ハリケーンはカテゴリー3以上、風速は優に約45メートル以上となる勢力を指す。

同 気象予報センターはまた、東部太平洋で今年発生するハリケーンの数は例年より少なくなると予想。名称付きの暴風雨は11~16個、ハリケーンは5~8個、 大型ハリケーンは1~4個とした。東部太平洋で生まれるハリケーンが米本土を襲う例は極めて珍しいが、ハワイ州が被害を受けることはある。

東部太平洋のハリケーンシーズンは5月15日から11月30日までとなっている。

 

 

時折、動植物などで絶滅危惧種に指定等と言うニュースに触れますが、この地球環境の問題を放置すれば、早晩、人類が絶滅危惧種となってしまいかねません。何とかしなきゃ。

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地球温暖化で熱中症の死者倍増も? 米研究

2013.05.22 Wed posted at 16:17 JST

(CNN) 地球温暖化に伴う気温上昇の影響で、熱中症などによる死者は今後数十年にわたって増え続ける見通しだという。コロンビア大学などの研究チームは、地球温暖化が人の健康にも深刻な影響を及ぼしかねないと警鐘を鳴らしている。

この研究はネイチャー系列の科学誌に発表された。ニューヨーク・マンハッタンの1980年代の気温と熱中症による死者の数を調べ、それを基に今後の増加率を予測している。

それによると、熱中症による2020年代の死者は、1980年代に比べて約20%増える見通し。さらに2050年代は49%増、80年代までには2倍近い91%の増加になると予想した。

半面、気温が上昇すれば寒波のために死亡する人は減る見通しだが、その数を差し引いても死者数は増加が予想されるという。減少分を差し引いた実質の死者増加率は、2020年代が6.2%、50年代が15.4%、80年代が31%と予想している。

ただ、これは21世紀の終わりになっても依然として温暖化ガスの排出量が増え続けていると想定した場合の数字で、排出量削減に取り組んだ場合、死者数はわずかに減少が見込まれる。それでも2080年代の死者数は、1980年代に比べて50%の増加が見込まれる。

ニューヨークは既に気温上昇に対抗するための戦略を立てているといい、木を植えたり屋上で植物を育てたり屋根を白く塗ったりするだけで、気温を抑える一助になると研究者は指摘している。

 

この種感染症の伝播・流行・広がりの問題も環境問題同様、経済のグローバル化・政治・外交・軍事等より、更にコントロールのしにくい問題でしょうから、各国ももっと真剣に向き合う必要があるのでしょうが・・・・。

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2013/05/20 22:35

◎新たなウイルス感染警戒を=「世界全体のリスクに」―チャンWHO事務局長

  【ジュネーブ時事】世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は20日、中国でH7N9型鳥インフルエンザ、中東などでの新型コロナウイルス 感染拡大を受け、「ある地域の脅威が急速に世界全体のリスクになる」と警戒を強めるよう呼び掛けた。ジュネーブの国連欧州本部でこの日始まった年次総会の 全体会合で述べた。

 チャン氏は10年前にアジアを中心に新型肺炎(SARS)の感染が広がった例を紹介。今回の鳥インフルエンザ、SARSと同じ仲間であるコロナウイルスの新種発生は「新たな感染症が常に存在することを改めて浮き彫りにした」と指摘した。

 その上で、各国に新たな感染ケースへの警戒を高めるよう要請。「現在は世界全体の協調と協力が必要な状況だ」と語った。

 

何故、道路舗装工事前に遺跡その他重要文化財の存在を調査し、仮にその類の文化財が在る場合の措置などの契約に織り込まれなかったか・守られなかったか不思議であり、残念な出来ごとですね。

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古代マヤ遺跡、破壊され道路舗装材に 中米ベリーズ

2013.05.15 Wed posted at 12:08 JST

古代マヤの遺跡が破壊され道路の舗装材に

(CNN) 中米ベリーズにある古代マヤ文明の遺跡で、2300年前に建造されたピラミッドがショベルやブルドーザーで破壊され、専門家らが衝撃を受けている。地元メディアの報道によると、ピラミッドは道路の舗装材として使う目的で破壊されたとみられる。

報道によると、同国北部のノームル地区で先週、寺院の遺跡のピラミッドが破壊された。ピラミッドは約4万人が住む集落の中心部にあり、高さは約19メートルあったという。紀元前250年ごろの建造とされ、石灰岩を積み上げた構造になっていた。

地元の野党議員によれば、石灰岩は道路舗装材として建設業者が重用している。マヤの寺院は良質な石灰岩が使われ、町までの距離も近いことから、安上がりに調達できる舗装材とみなされているという。

考古学者らの中止要請を受けて工事はストップしたが、遺跡の科学的価値は大きく損なわれたと専門家は肩を落とす。

同国考古学研究所の専門家は地元テレビ局7ニュースベリーズの取材に、「私がベリーズの考古学に携わってきた25年間で最悪の事態だ。起きてしまったことは取り返しがつかない。恐るべき無知が露呈した」と憤りを隠さない。

同国では遺跡を故意に破壊した者に対して10年の禁錮または1万ドル(約100万円)の罰金が定められており、専門家らは、土地の所有者と建設業者に対して警察が捜査に乗り出すことを求める意向だ。

 

およそ30秒ほどだったということでしょうか。本当に貴重な体験ですね。

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ペルー・ナスカの地上絵で男性がスリル満点のスカイダイビング

フジテレビ系(FNN 59()1322分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20130509-00000644-fnn-int 

ペルー南部のナスカの地上絵で、男性がスリル満点のスカイダイビングに挑戦した。
高度2,700メートルから大空へジャンプする男性の眼下には、世界遺産のナスカの地上絵が見えてくる。
男性は、鳥のように両手を広げ、快晴の大空を優雅に舞うが、そのスピードは時速190km
空の旅はあっという間に終わり、最後はパラシュートで無事着地した。
男性は「貴重な体験だった」と、笑顔で振り返ったという。

 

チリやハイチでの大地震は、忘れ去られつつあるのかも知れませんが、そのチリで斯様なアプリの誕生は有意義ですね。日本でもダウンロード可能となると良いですね。 

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津波への対処法を遊びながら学べるアプリ、チリで開発

2013 05 8 17:41 JST

[サンティアゴ 8日 ロイター] 子供がサッカーをして遊んでいると、突然、巨大な地震がフィールドを揺らす。すぐに襲ってくる津波から逃れるため、その場を離れて安全な場所に避難しなくてはならない――

3年前にマグニチュード8.8の大地震と、それに続く津波の襲来で500人以上が犠牲となったチリで、子供たちに津波から身を守る方法を覚えてもらおうと、ゲーム形式で学ぶアプリが開発された。

このアプリは「Tu Tsunami(あなたの津波)」というタイトルで、津波が到達するまでの15分以内に、被災した町から海抜30メートルの安全地帯まで避難するという内容のゲームになっている。

アプリを開発したチリ大学のマルセロ・ロペス教授は、子供たちに津波発生時の対処法を学んでもらうためにゲーム形式を用いたと説明する。

Tu Tsunami」はいずれインターネット上で公開され、ダウンロード可能になるという。

 

キューバの医療水準の高さは意外に知られていない事実です。本件はどのように推移してゆくのでしょうか。

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ブラジルがキューバから6000人の医師を受け入れ

  【サンパウロ 綾村悟】ブラジルのアントニオ・パトリオッタ外相は6日、キューバのブルーノ・ロドリゲス外相とブラジルの首都ブラジリアで外相会議を行 い、ブラジルの地方や過疎地域での医師不足に対応する為、キューバから6000人の医師を受け入れるための交渉開始に合意したと公表した。政府系ブラジル 通信などが報じた。

 ロドリゲス外相のブラジル訪問は、ブラジルとキューバの2国間協力に向けた会合がメイン、バイオ燃料分野やインフラ整備、食料、医療問題などでの協力関係が議題となった。

 一方、キューバからの医師受け入れに対して、ブラジルの医師連合会は、キューバの医師がブラジルでの医師免許を保有していないことなどを理由に否定的な反応をしめしている。

 キューバからの医師受け入れに向けて、パトリオタ外相は、米州保健機構(PAHO)の認可を受けるために動いていると説明した。

 キューバは、すでに数年前よりベネズエラに数千人規模の医師を派遣しており、ベネズエラは医師団派遣の見返りとして、キューバ向けに原油を供給している。

 今回のキューバ医師団派遣に関する合意は、ブラジルのルセフ大統領が昨年1月にキューバを訪問した際に議題に上っていたもの。将来的には、ブラジルとキューバ両国による医薬品分野での協力関係も視野に入っているという。

 また、キューバでの空港や港湾設備などインフラ関連の整備事業に関し、ブラジル国立経済社会開発銀行(BNDES)からの資金供与とブラジル企業による事業参加も外相会議の議題となった。

 ブラジルとキューバの2国間貿易は、この10年で約10倍に急成長しており、昨年の貿易額は6億6000万ドル(約655億円)に達した。キューバにとって、ブラジルは穀物などの主要輸入先となっている。

2013/5/9 1:08 

 

我々人類にとっては、真実・真理・史実などを解明すべき部分と、敢えて「知らないでおいて」ロマンスを追い求めると言う両側面があると思いますが、今回の発見もマヤ文明のミステリアスな部分を更に増長させてくれそうな内容ですね。

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マヤ文明 「起源200年さかのぼる」

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およそ2800年前から中央アメリカで栄えたとされる「マヤ文明」について、日本とアメリカの研究チームが遺跡を発掘したところ、文明の起源がおよそ200年さかのぼるという研究結果がまとまりました。
マヤ文明はメキシコのオルメカ文明の一方的な影響を受けて生まれたという説を覆す、貴重な発見として注目されそうです。

マヤ文明はおよそ2800年前から500年前までメキシコやグアテマラなど、中央アメリカに栄えたとされる文明で、世界遺産に登録されているティカル遺跡などで知られています。
このうち、グアテマラにある「セイバル遺跡」について、日本とアメリカの研究チームが8年前からピラミッドなどの重要な建築物の地下を発掘したところ、建物の基礎となる部分を見つけました。
マ ヤ文明の建築物は、古い建物の上に増改築を繰り返す方法で建てられていて、今回見つかったのは、マヤ文明の特徴である「神殿ピラミッド」の原型に当たり、 付近に翡翠(ひすい)でできた石器が供えられていたことなどから祭祀(し)が行われた公共施設だったと考えられています。
このため研究チームが放射性炭素を使って年代測定をした結果、基礎部分が作られた年代はおよそ3000年前だと分かりました。
これにより、マヤ文明の起源は、これまで考えられていたよりも200年ほどさかのぼることになるということです。
マヤ文明を巡っては、メキシコで栄えたオルメカ文明の一方的な影響を受けて生まれたという説が有力でした。
し かし、今回見つかったものは、オルメカ文明で祭祀を行っていたとされる建築物よりも、およそ200年古く、研究チームはこれまでの説を覆す発見だとしてい ます。調査に当たった茨城大学の青山和夫教授は「マヤ文明は、オルメカ文明だけでなく周辺のさまざまな文化を取り入れながら発展してきたと考えたほうが自 然だ」と話しています。
この研究は、26日発行のアメリカの科学雑誌「サイエンス」に掲載されます。

 

中南米協働隊 Links

〇「核なき世界へ ‟ことば”を探して」

{明日、世界が終わるとしても、私は、今日、リンゴの木を植える}
(サーロー節子)

〇『世界がもし100人の村だったら』より

世界に暮らす約70億人の人々が100人だっととしたら、地球はどのような世界なのでしょうか。
  •  最も豊かな20人が全体の富の90%を消費し、最も貧しい20人は1%しか消費していません。
  • 最も豊かな20人は最も貧しい20人の74倍の収入があります。
  • 15人は読み書きが出来ません。そのうち10人は女性です。
  • 22人は安全な飲み水を口にすることが出来ません。
  • 17人はまともな住居がありません。
  • 14人は基礎的な医療サービスが受けられません。
  • 13人は40歳までしか生きることが出来ません。
  • ・・・・・・。

〇『世界食糧計画WFP』の資料より

  • 世界では、7人に1人、約9億2,500万人が飢えに苦しんでおりそのほとんどが女性と子供です。
  • 上記の100人の村に例えるなら、14人が飢えで苦しんでいることになります。
  • 栄養不足は子供の知能の発達を遅らせ、身体の発育を妨げます。
  • 飢えで死亡する人の数は、エイズやマラリア、結核などの疾病で死亡する人の合計数よりも多くなっています。
  • また途上国における子供の死のおよそ3分の1には、栄養失調が関連していると言われています。
これが私たちの住む、21世紀の世界の姿です。生まれた地域や国により、あまりに差がありすぎる断絶した世界です。

○ 問題解決のために「価値観を共有する多様な属性の人」が仲間として共創する社会に日本も成って来ましたし、そういう活動を通じて、世界に対し、「クオリティー社会日本」をアピールできると良いですね。

○ 途上国へ目を向けることで、日本社会の閉塞感も少しは解消されるはずだ。

○ 718日は国際連合が定めた「ネルソン・マンデラ・デー」だ。国連の広報によると「自由と民主主義は私たちにとって普遍的な価値であり、その獲得に生涯を捧げたマンデラ氏を国際社会は賞賛し、その偉業を後世に語り継ぎます。」とのこと。その言葉とは;

『私たちは世界をより良い所に変革することが出来ます。世界を変えるのは、皆さん自身なのです』

-ネルソン・マンデラ-

〇 キャロル・オフ著「チョコレートの真実」第11章盗まれた果実 ピーター・ロビンスの言葉:

発展途上国が世界各国との間で強いられた競争では、重いハンディを背負わされた彼らの馬がゲートから出走する前に、コースは既にサラブレットによってさんざんに踏み荒らされていた。自由貿易ハンディキャップレースのルールは、言うまでも無く、最高のサラブレットの馬主が決めるのだ。

〇 マザー・テレサのお言葉:

「愛の反対は憎しみではない。無関心だ。」

〇 世界と日本の未来のために (外務省):

〇 お薦め図書:

田中高教授 編著
『ニカラグアを知るための55章
明石書店 (2016)
佐藤美由紀著
『世界でもっとも貧しい大統領ホセ・ムヒカの言葉』
双葉社 (2015)

〇 フランシスコ・ローマ法王の言葉 (2016年1月1日):

連帯を阻む無関心を克服することが必要である

なぜ強者のおごりが弱者を社会の片隅に追いやり続けるのだろうか。人間の悪はいつまで世界に暴力と憎しみを広め、罪のない犠牲者を生むのだろうか。

皆が平和に暮らせる公正で友愛に満ちた世界にしよう。

 

〇 フランシスコ・ローマ法王の言葉 (2016年2月18日):

壁を築くのではなく、橋を架けるべきだ。